イッツフォーリーズ、50年の歴史を振り返る
日本のミュージカル界をリードする存在として知られるミュージカルカンパニーイッツフォーリーズ。1977年の創立以来、オリジナルミュージカルの発展に深く貢献してきました。その背景には、創設者であり作曲家のいずみたくの情熱があります。
いずみたくとオリジナルミュージカルの誕生
ミュージカル「見上げてごらん夜の星を」が1960年に世に出て以来、いずみたくはオリジナルミュージカル創作に全精力を注ぎました。彼の魅力的なメロディやストーリー展開は、多くの観客を惹きつけ、数多くの作品を生み出しました。1992年に彼が62歳でこの世を去るまで、いずみたくは合計131本のミュージカルを作曲し、日本の舞台芸術に不朽の足跡を残しました。
劇団フォーリーズの旗揚げ
1977年、いずみたくが中心となり、イズミ・ミュージック・アカデミーの卒業生を集めて劇団フォーリーズを設立。初公演として「悪魔になってみませんか」を上演しました。この作品は、日本におけるオリジナルミュージカルの新たな可能性を示すものとなりました。以来、劇団フォーリーズは国内外で成功を収め、その名を広めていきました。
海外進出と成功の証
1988年には、劇団フォーリーズがミュージカル「歌麿」を全米6都市で上演し、大成功を収めました。この公演は、日本のオリジナルミュージカルがアメリカでも通用することを証明した瞬間であり、国内外の観客に深い印象を残しました。
名称変更と現代への引き継ぎ
いずみたくの死後、劇団は「イッツフォーリーズ」と名を改め、彼の遺志を引き継ぎました。新たな時代においても、日本のオリジナルミュージカルを創作し続けることを誓いました。例えば、「ルドルフとイッパイアッテナ」や「霧のむこうのふしぎな町」など、数々の新作を送り出しています。
50周年に向けての展望
イッツフォーリーズは、2027年に設立50周年を迎えます。現在約50名の劇団員が在籍し、幅広い世代の観客に向けて魅力的な公演を行っています。かつては遠い存在とされていたミュージカルが、今や多くの人들에게とって身近なエンターテインメントとなったことは、劇団にとって喜ばしいことでしょう。
未来に向けた夢
50周年を迎えるにあたり、イッツフォーリーズのビジョンは明確です。50年後の未来でも、日本のオリジナルミュージカルが舞台上で上演され、多くの人々の心を癒やし、励まし続けることです。いずみたくの楽曲を大切に守りながら、新時代の感性を取り入れた新しい作品を生み出すことを目指しています。
心に響くミュージカルを提供し続けることを誓うイッツフォーリーズ。これからも日本の文化を大切にしながら、日々新しい物語を紡いでいくことでしょう。50年先も、多くの人々に愛される存在であり続けることが、彼らの最大の夢です。