シニアと若者が共に楽しむ「eスポーツ・シニア塾」体験会
NPO情報セキュリティ研究所が主催する「eスポーツ・シニア塾」体験会が、2025年8月28日(木)と10月23日(木)の2回、和歌山県立情報交流センターBig・Uで行われます。この体験会では、ユニバーサルデザインを取り入れたeスポーツ「UDe-スポーツ®」を通じて、シニアが楽しめる新たな交流の場を提供します。
第一次的なニーズに応えたプログラム
高齢化が進んでいる地域では、運動不足や交流の機会不足が大きな課題となっています。この現状に対抗するため、NPOはシニアを対象にした新たな活動として「UDe-スポーツ®」を導入しました。色と音に合わせて簡単に操作できるこのゲームは、身体を動かしながら、他者とのコミュニケーションを促進します。
体験会では、シニア同士の交流に加え、若い世代がサポート役として関与することを促進。さらに保護者と共に幼児も楽しめる環境を整え、年齢や背景に関係なく参加できる“ごちゃまぜの世界”の実現を目指しています。
UDe-スポーツ®の特長
UDe-スポーツ®は、操作のハードルが低く、直感的に楽しめるのが魅力です。大きな色付きボタンを押すだけなので、操作説明も簡単。参加者は自然に体験に引き込まれ、ゲームを通じて反射神経や判断力を活性化させます。また、対戦機能を利用すれば、地域を超えたオンライン交流も可能です。
体験会のプログラム
体験会は約120分のプログラムで構成されています。以下はその詳細です:
1.
オリエンテーション(15分):遊び方や安全に関する説明
2.
UDe-スポーツ®体験(50分):様々なミニゲームを体験しながら、楽しさを共有
3.
対戦モード(20分):ローカルとオンラインの両方で対戦を体験
4.
情報リテラシー講習(25分):デジタル活用に関するセミナーで、シニアの安心・安全をサポート
5.
ふりかえりとアンケート(5分):体験を振り返りつつ参加者の感想を収集
多世代交流の促進
この体験会は、多世代・多様性に富んだ交流の場を提供します。シニア同士では自然な会話が生まれ、若年者がサポートをすることで相互の学びが促進されます。また、地域の子どもたちにとっても、参加しやすい環境が整います。
2022年度には、NPOの取り組みにより、子ども向けのプログラムも実施され、好評を博しました。これを踏まえ、今回のシニア塾では、健康促進と社会参加を支援する新たな試みとして位置付けています。
開催に関する詳細
「eスポーツ・シニア塾」体験会は、参加費無料の先着順で定員は各回30名です。持ち物は特になく、動きやすい服装が推奨されています。申込はフォームから行え、荒天時の変更も事前に連絡があります。体験を通じて、地域社会におけるデジタルデバイドを解消し、楽しい交流の場を提供することを目指しています。
興味のある方は、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか? この新たな体験は、あなたにとっても貴重な出会いのきっかけとなるかもしれません。