根付で時を旅する
2026-06-30 20:22:18

根付を通じて感じる時の旅、京都 清宗根付館の新展覧会

根付を通じて感じる時の旅、京都 清宗根付館の新展覧会



京都の美術館、清宗根付館では、この夏特別な展覧会『時間を旅する根付』が開催されています。この企画展では、現代の根付作品を通じて、いくつもの時代を巡ることができる魅惑的な体験が用意されています。

根付とは、日本の伝統工芸品で、元々は着物の紐に付ける装飾品として作られましたが、現在ではその美術的価値が高まり、芸術作品として注目を集めています。京都 清宗根付館では、この根付の魅力を専門的に紹介し、さまざまな企画展を通じてその文化を発信しています。

展覧会の内容とテーマ



2026年7月から9月にかけて開催される『根付はタイムトラベラー』展では、現代根付の作品が時間旅行をテーマにした新しい視点から展示されます。根付は無限の想像力を活かし、歴史や物語を紡いでいきます。日本の古典的な物語である『竹取物語』や『浦島太郎』では、タイムトラベルの概念が古くから存在しており、現代のアニメやマンガでは異世界への転生や時を越えた物語が盛んです。

この展覧会では、現実の枠を超えて、訪れる人々にさまざまな時代の風景や出来事を感じさせるような作品が並びます。太古の恐竜や、平安時代の貴族たち、戦国時代の武将、江戸時代の暮らし、未来の進化のビジョンなど、多彩な時代が根付作品によって表現され、まるで時間を旅しているかのような感覚を楽しむことができるのです。

展示される作品の紹介



1. 時の欠片(かけら)


  • - 作者: 和地 一風 (1970~)
  • - サイズ: 高さ4.4cm
  • - 素材: 象牙
この作品は、一人の女性の人生を四季に見立てた連作の一部であり、夏をテーマにした少女時代を表現しています。夏の情熱的な魅力が象牙の肌に宿る、初々しさが感じられます。

2. おひるね


  • - 作者: 髙山 明惠 (1932~)
  • - サイズ: 高さ2.0cm
  • - 素材: 象牙
この作品は、中国の故事「邯鄲の夢」を元にしたもので、夢の中で婦人と猫が時を越えて旅する様子が描かれています。夢によるタイムトラベルの不思議さを感じさせる作品です。

3. 蘇る化石


  • - 作者: 向田 陽佳 (1968~)
  • - サイズ: 高さ3.7cm
  • - 素材: 黒柿・水牛角
黒柿という貴重な素材を使用したこの作品は、太古の地層と目覚めた恐竜を対比しており、過去の記憶が浮かび上がるような印象を与えます。

4. メドゥーサvs.ペルセウス


  • - 作者: 森 哲郎 (1960~)
  • - サイズ: 高さ3.7cm
  • - 素材: 象牙
神話の戦士たちを描いたこの作品は、観る者に時を超えた緊迫感を感じさせます。もしメドゥーサと目を合わせれば、石にされて戻れなくなるというロマンを秘めています。

5. 三賢者


  • - 作者: 及川 空観 (1968~)
  • - サイズ: 高さ4.4cm
  • - 素材: 象牙・べっ甲
人類の未来を皮肉ったような猿たちの姿が印象的で、見させざる、聞かせざる、言わせざるのテーマを描いています。

清宗根付館のご案内



京都 清宗根付館は、伝統的な日本文化を現代に伝え続ける特別な美術館です。2007年に設立され、地域社会と共に新しい文化を育むことを目指しています。約400点の根付を展示し、訪れる人々にその美しさと歴史を伝え、深い感動を与える場となっています。

アクセス



  • - 住所: 京都市中京区壬生賀陽御所町46番地1
  • - 公式サイト: 清宗根付館

根付を通じて、時間を旅する特別な体験をぜひ味わってみてはいかがでしょうか。あなたも一緒に、時空を超えた冒険に出かけてみませんか?


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