アジア選手権女子フルーレでの日本選手の快挙
2025年6月17日、インドネシア・バリで開催されたアジア選手権で、日本の女子フルーレ選手たちが素晴らしいパフォーマンスを見せました。なんと、上野優佳が金メダル、辻すみれが銀メダル、そして菊池小巻が銅メダルを獲得し、表彰台を完全に独占する結果となりました。
各選手の試合振り返り
上野優佳の金メダル獲得
上野は今大会をワールドランキング8位で迎え、個々の試合で威力を見せつけました。準々決勝では、WR84位のカザフスタンの選手、AKTAYEVA Sofiyaを15対2で圧倒。準決勝ではWR7位の菊池小巻との国内対決を15対11で制し、迎えた決勝戦では同じく日本の辻すみれに対して13対12の接戦を勝ち抜きました。
「優勝できてとても嬉しいです。これまでなかなか優勝を手にすることができなかったので、最後まで気持ちを切らさずに戦えたことが良かったです。団体戦も頑張ります。」と上野はコメントし、さらなる挑戦への意欲を見せました。
辻すみれの見せた実力
辻すみれはWR32位で挑む初めてのアジア選手権で目立った活躍を見せ、準々決勝で中国のWR28位、HUANG Qianqianに勝利。続く準決勝でもWR67位のJIAO Enqiを15対5で下しました。決勝では上野に惜しくも12対13で敗れたものの、初めてのメダル獲得を成し遂げた辻は「シーズン中に手術を受け、その後でここまで回復できたことを感謝しています。優勝を逃したのは悔しいですが、成長を実感できた試合でした。」と述べました。
菊池小巻のさらなる成功
WR7位で今大会に臨んだ菊池小巻もまた、素晴らしいパフォーマンスを展開。準々決勝では中国選手WR27位のWANG Yutingに15対8で勝利し、準決勝では上野との接戦を11対15で敗れましたが、3度目のメダルを手にしました。「昨年に引き続き、個人戦でメダルを獲得できたことを嬉しく思います。団体戦では5連覇を目指して頑張ります。」と意気込みを語りました。
まとめと今後
今回のアジア選手権で、日本の女子フルーレチームは最高の結果を残したことが明確になりました。それぞれの選手がメダルを手にしたことは、彼女たちの努力と才能が結実した証と言えます。今後の団体戦での活躍も期待されます。日本のフェンシング界の未来が楽しみです。
詳しい結果については、
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