POCARI SWEATと徳島ヴォルティスが実現した夢の交流プロジェクト
大塚製薬株式会社が徳島ヴォルティスとタッグを組み、スポーツ振興と健康をテーマにした「POCARI SWEAT × TOKUSHIMA VORTIS Football Dream Project」は、この春、カンボジアの若手選手たちに特別な経験を与えました。2022年から続くこのプロジェクトの第4弾として、5月22日から6月4日までの間、カンボジアから4名のサッカー選手が徳島県に招待され、さまざまな活動を通じて交流しました。
この継続的なプログラムは、サッカーの技術向上と健康維持を目的としています。徳島ヴォルティスは、カンボジアのプロサッカークラブ、アンコールタイガーFCと協力し、将来有望な選手たちに運動技術や身体づくりに関する知識を提供し、この国際交流の場を設けています。選手たちは、現在の日本のスポーツ文化に触れ、多様な体験を通じて成長する機会を得ました。
プロジェクトの具体的な内容
4名の選手は、徳島に滞在中に徳島ヴォルティスアカデミーの練習に参加し、現地の選手たちとの交流を深めました。特に注目すべきは、豊富な資料を通じたヴォルティスコンディショニングプログラムの体験です。このプログラムでは、コンディショニングの重要性や、身体の柔軟性がケガを予防しパフォーマンスを向上させることを学びました。選手たちにとって、貴重な教育の場となり、彼らの成長に繋がる希望が感じられました。
選手たちは、5月23日に徳島県知事の後藤田氏を表敬訪問し、彼から地元の文化に触れ、サッカー選手としての夢を実現するための支援を受けることの重要性について語りかけられました。この瞬間は、若い選手たちにとっての励ましとなり、夢を追う気持ちを新たにしました。
徳島の文化体験
プロジェクト中の特別な体験としては、徳島の伝統文化への触れ合いも含まれていました。選手たちは、城西高校の生徒たちと藍染体験を行い、日本の伝統文化に直接触れる貴重な機会を得ました。藍の畑を訪れた際の驚きの声は、異文化体験の本質を物語っています。また、名西高校では、筝曲と書道を体験。美しい音楽と日本の書道技術を取り入れた文化活動は、選手たちに新たな視点を提供しました。
さらに、吉野川でのラフティング体験や祖谷のかずら橋の訪問など、自然シーンを舞台にしたアクティビティも企画されており、彼らは日本の四季の美しさを全身で感じ取ることができました。
スポーツ栄養の講習
5月26日には、大塚製薬の能力開発研究所を訪問し、社員からスポーツ栄養や水分・電解質の補給に関する講習を受けました。この講習を通じて選手たちは、健康維持のための正しい知識を学び、自らのパフォーマンス向上につなげる有意義な方法を理解しました。彼らは「今後の練習に活かしていきたい」と語るなど、真剣に取り組む姿勢がうかがえました。
このプロジェクトを通じて、カンボジアの選手たちは、サッカーの技術だけでなく、異文化理解や人とのつながりの大切さも学びました。徳島の人々や文化、そして日本のスポーツ精神から得た経験は、彼らの未来に向けた大きな礎となるでしょう。今後もこのような国際交流の取り組みが発展することを願っています。