劇団俳優座が贈る新たな舞台『ボーイ・オーバーボード~少年が海に落ちたぞ!』
2025年8月7日から15日まで、東京都港区の俳優座スタジオで劇団俳優座が主催する「戦争とは…Vol.31」が上演されます。今回の公演ではオーストラリアの青少年劇場による同名の作品が本邦初演となります。演劇ファンの皆様にとっては、この機会を逃す手はありません。
作品の概要
『ボーイ・オーバーボード』は、アフガニスタンのサッカー少年ジャマルと、その妹ビビの物語です。ジャマルはワールドカップでの優勝を夢見るものの、彼らの国・アフガニスタンでは、女子がサッカーをすることが許されていません。ビビは禁忌を破り、兄とともにサッカーを楽しむものの、次第に大きな圧力がかかります。
ジャマルとビビの両親は、密かに女子教育を行っているものの、そのことが政府の知るところとなり、家族は家を爆破されてしまいます。彼らの逃避行の途中、兄妹は両親とはぐれ、絶望的な状況に直面します。しかし、ジャマルはビビに「俺たちはオーストラリアに行く!」と希望をかけます。この兄妹の願いは果たして叶うのでしょうか。
伴奏で語られる感情
演出を手掛けるのは、戦争のテーマを10年以上にわたり探求してきた菅田華絵。彼女は生演奏の音楽を取り入れ、観る人の想像力を掻き立てる深い作品に仕上げることを目指しています。配役には、紀伊國屋演劇賞個人賞や読売演劇大賞最優秀女優賞を受賞した岩崎加根子をはじめとする多彩な俳優陣13名が参加。年代を超えた豪華なキャストが集結し、舞台を盛り上げます。
公演の詳細
この魅力あふれる舞台は、俳優座スタジオで2025年8月7日から8月15日まで上演されます。本公演が行われる期間中、アフタートークやプレトークなどの特別イベントも多数用意されています。皆様の感想を直接俳優たちと語り合う貴重な機会となることでしょう。
チケット情報
チケットの購入はカンフェティで可能です。一般料金は4,500円、シニア、学生、ファミリー券など、多様な割引制度が設けられています。特にファミリー券は、高校生以下のお子様とその保護者向けに特別価格で提供されています。この機会にぜひ、劇団俳優座の素晴らしい作品を観にいらしてください。
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予告されたメッセージ
『ボーイ・オーバーボード』は、戦争や社会問題をテーマにしながらも、家族の絆や希望、勇気といった普遍的なテーマを描きます。戦争が引き起こすさまざまな課題を考えさせられる内容は、観客に深い感動を与えることでしょう。ぜひ、劇団俳優座の新たな挑戦を見逃さないでください!