ヤン・ヤンの夏の想い出
2025-09-03 11:52:00

エドワード・ヤンの傑作『ヤンヤン 夏の想い出』が4Kレストア版として日本公開!

エドワード・ヤンの遺作、ついに4Kレストア版として日本公開



台湾の映画界を代表する巨匠、エドワード・ヤンが手がけた『ヤンヤン 夏の想い出』。この作品は、2007年に59歳で亡くなった彼の集大成であり、公開から四半世紀を経てついに4Kレストア化され、日本での上映が決定しました。このリマスター版が持つ美しい映像と、心揺さぶるストーリーに期待が高まります。

ヤンヤンの物語とその魅力


本作は小学生のヤンヤンとその家族を通して描かれる、ある夏の出来事をテーマとしています。舞台は台北、日本の東京、熱海と多岐にわたる背景の中で、家族の絆や葛藤が浮かび上がる物語です。特に、母の弟の結婚式を契機に家庭が変わり始める様子は、一瞬で引き込まれてしまうことでしょう。祖母の入院、両親の初恋の再会、母の新興宗教への関心など、様々な要素が絡み合い、少年ヤンヤンの成長が描かれています。この瑞々しい物語が美しい映像で蘇ることで、観客を深い感動へと誘います。

世界的な評価と上映履歴


『ヤンヤン 夏の想い出』は、2000年の第53回カンヌ国際映画祭において監督賞を受賞し、世界の映画祭で多くの賞賛を集めました。特に、2016年にはBBCによる「21世紀の偉大な映画ベスト100」において第8位に選出され、2023年にはハリウッド・レポーターの「21世紀の映画ベスト50」で堂々の1位に輝くなど、評価は年々高まり続けています。さらに、Rotten Tomatoesでは批評家たちから97%、一般ユーザーから91%という高得点を叩き出しています。このような評価を背景に、映画界の巨星エドワード・ヤンの作品が再び脚光を浴びることに、非常に期待が寄せられています。

グランデビューの特報映像


日本公開に向けての特報映像も解禁され、映画の冒頭シーンとなる結婚式や、少年ヤンヤンのカットが収められています。映画の持つ透明感ときらめく美しさが30秒の短い間に凝縮されており、この鑑賞で味わえる視覚的な驚きと言ったらありません。クオリティが上がった映像で伝えることができる感動をご期待ください。

公開詳細と観覧のおすすめ


『ヤンヤン 夏の想い出4Kレストア版』は、2025年12月19日よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下、シネスイッチ銀座、および109シネマズプレミアム新宿をはじめとした全国各地で上映される予定です。この映画は、多くの人々の心に響く、時を超えた名作です。エドワード・ヤンの遺した最後の作品を劇場で味わい、その美しい映像と深いメッセージをぜひ直に体感してみてください。

スタッフとキャストの紹介


監督・脚本はエドワード・ヤン、撮影はヤン・ウェイハン、編集はチェン・ポーウェン、録音はドゥー・ドゥーツ、音楽と美術はペン・カイリーが担当しています。またキャストには、ウー・ニェンツェン、イッセー尾形、エイレン・チン、ケリー・リーなど、日本と台湾の俳優たちが名を連ねています。

これはただの映画ではなく、人生と家族の深淵な物語が詰まった素晴らしい体験です。あなたの心にも、きっと特別な思い出が刻まれることでしょう。公式サイトでの最新情報や予約をチェックし、映画館でこの感動を体験してください。


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