中平穂積の足跡
2026-07-09 19:50:16

追悼回顧展「THE TRAJECTORY OF JAZZ」で中平穂積の足跡を辿る

世界的ジャズフォトグラファー・中平穂積の追悼回顧展



2024年12月、88歳でこの世を去ったジャズフォトグラファー中平穂積の初の追悼展「THE TRAJECTORY OF JAZZ」が、2026年8月25日からフランス・パリと東京の浜離宮恩賜庭園で同時開催されることが決まりました。この展覧会は彼の音楽と写真を通じた偉業を振り返り、国際的な観客にその作品が持つ芸術的な価値を伝える大規模な回顧展となります。

中平穂積は1961年のアート・ブレイキーの初来日公演の撮影からキャリアをスタートし、ジョン・コルトレーンやマイルス・デイビス、ビル・エヴァンスなど数多くの伝説的なジャズミュージシャンを40年以上にわたりカメラに収めました。その作品はあたかもジャズの歴史を記録しているかのようであり、彼の写真はジャズ文化の発展に寄与した第一人者として評価されています。

展覧会の概要と意義



「THE TRAJECTORY OF JAZZ」は、彼が生涯にわたって積み重ねてきた作品を振り返る場であると同時に、ジャズ写真の新たな活用法を模索する場でもあります。本展はパリのギャラリー・ジョセフと東京の浜離宮恩賜庭園で開催され、パリでは現代のエネルギーを象徴する「動」を、東京では歴史的文化遺産の「静」を表現します。この二つの会場は、急速な時代の流れの中でジャズがどのように変化し、また静かな瞬間の中で訪れる感動をどう捉えるかを対話させる場となります。

中平穂積は、美しいシルバーゼラチンプリントの写真を通して、彼が生きた時代のジャズの魅力を再発見する機会を提供します。買収目的ではなく、彼の写真の多くは非常に貴重で、原版のプリント数も限られています。展覧会では、そうした時代の貴重な作品を一堂に観覧できる機会となるでしょう。

中平穂積の功績と私たちの想い



彼はまた、ジャズ喫茶「DIG」と「DUG」のオーナーとしても知られ、多くの著名人に愛されました。その場所は、ただの喫茶店ではなく、音楽を愛する人々が集い、交流する場を提供することにより、ジャズ文化の発展に寄与してきました。特に「DUG」は、2026年6月に閉店が決まり、65年の歴史に幕を下ろしましたが、この展覧会は中平穂積が残した足跡と新たな未来へのスタート地点を結びつける重要な役割を果たします。

展示情報



  • - フランス展
開催日: 2026年8月25日(火)〜8月30日(日)
会場: GALERIE JOSEPH (5 Rue Sainte-Anastase, Paris)
入場: 無料
  • - 日本展
開催日: 2026年8月28日(金)〜8月30日(日)
会場: 浜離宮恩賜庭園 (芳梅亭)
入場: 無料(別途入園料300円)

この展覧会は、中平穂積に対する感謝と敬意を表し、彼の遺した音楽と写真が成してきた功績を称える特別な機会となることを願っています。本展にぜひご来場いただき、ジャズの世界を感じ取ってください。


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