パナソニック、オープンソースの未来を切り拓く「OSSJ」に出展
パナソニック オートモーティブシステムズ株式会社(PAS)は、Linuxの標準化やオープンソース技術を推進するThe Linux Foundationが主催するグローバルイベント「Open Source Summit Japan」(OSSJ)に参加することが決定しました。このイベントは2025年12月8日から10日の3日間、東京・虎ノ門ヒルズフォーラムで開催されます。
イベント概要
OSSJは、オープンソースエコシステムの最前線で活躍する技術者や企業が一堂に集まり、最新の技術や知見を共有する国内最大規模のカンファレンスです。PASはシルバースポンサーとして協賛し、ブース出展とともに、6つの講演も行います。特に注目なのは、CTOの水山氏による基調講演です。
新技術の展示
PASの展示ブースでは、OSに依存しない最新のディスプレイ仮想化技術「Unified HMI」のバージョン2.0が初めて一般に公開されます。この技術は、さまざまなオペレーティングシステム上で統一された画面表示を実現し、開発者の負担を軽減することを目的としています。
また、クラウドネイティブ車載ソフトウェア開発環境「Virtual SkipGen」も展示される予定です。これにより、開発者はより迅速に高品質な車載ソフトウェアを開発することが可能となります。
講演内容
イベント開催期間中、PASは以下のようなテーマで講演を予定しています:
- - Accelerating SDV Through Open-Source Based Virtualization
- - Accelerating Software-Defined Vehicles: SDV-EG Updates & New AGL SDV Reference Platform
- - Driving OSS Contribution: AGL OSPO-EG Insights and Strategic Plans for the Automotive Community
- - Upgraded Unified HMI: Simplifying Window System Dependencies
- - Towards a Cross-Hypervisor Test Framework for VirtIO Backend Validation Using VirtIO CTS
- - Automation of SBOM Assessment in AGL Development Process
これらの講演では、オープンソース技術の進展がどのように自動車産業を変革しつつあるかについての洞察が示されることでしょう。
参加方法
本イベントへの参加は事前申し込みが必要で、参加費が発生します。オープンソース技術に興味がある方や、業界の最新動向を学びたい方はぜひ参加を検討してみてください。
最後に
「Open Source Summit Japan」は、オープンソース技術が広がりを見せる中で貴重な情報交換の場となります。パナソニックの出展は、同社がオープンソースコミュニティにどれだけ力を入れているかを示す象徴的な出来事です。今後の事業展開や技術の進化に注目するとともに、このイベントが新しいアイデアやコラボレーションのきっかけとなることを期待しています。イベントの詳細については、
こちらをご覧ください。