エクセディグループ、インドでの3輪BEV駆動ユニット量産を開始し環境保護に貢献

エクセディグループ、インドでの3輪BEV用駆動ユニットの生産を開始

株式会社エクセディが先日、インドの子会社EXEDY Clutch India Pvt. Ltd.を通じて、3輪バッテリー電気自動車（BEV）向けの高性能駆動ユニットの量産を開始しました。この新しい駆動ユニットは、2030年までに持続可能な社会を実現するための政府の電動化政策に貢献するものです。初回出荷は2025年9月25日に行われました。

エクセディの技術が生み出す新しい可能性

エクセディが開発したこの駆動ユニットは、変速機能を組み合わせたCVT駆動ユニットで、インドで人気のあるOMEGA SEIKIの「RAGE＋CVT Pro」モデルに搭載される予定です。インドのモビリティ市場において、特に3輪BEVは成長を続けており、その中でエクセディの技術は必要不可欠となっています。

コロナ禍以降、インドでは国主導で3輪BEVの生産台数が年率10%以上で増加しており、また2輪車の電動化需要も高まっています。エクセディはこの需要に応えるために、STARYA MOBILITY Pvt. Ltd.のモータ技術と内燃機関車での経験を生かして、独自の駆動ユニットを開発しました。

製品の特長

- 高い駆動力と低電費: モータサイズを拡大せずに、高い駆動性能と電費効率を両立しています。
- 優れた登坂性能: 郊外や山間部への配送にも適した走行性能を備えています。
- コンパクト設計: 3輪車両に適したスペースを最大限に活用した設計です。

動画にて新製品の詳細をご覧いただけます: ユニットの紹介動画

今後の展開

エクセディグループは、この駆動ユニットの量産に続き、2輪BEV用の駆動ユニットも開発中です。インド市場では、政府の電動モビリティへのシフトが急速に進んでおり、特にOMEGA SEIKIとの提携によって3輪BEVのカテゴリーでもシェアを高めていく計画です。エクセディはこれを通じて環境負荷を最小限に抑えつつ、新たな価値を創出します。