ソミック石川が中部電力ミライズとバーチャルPPA契約を締結
株式会社ソミック石川は、静岡県浜松市を本社に構える自動車部品メーカーです。最近、グループ会社である株式会社ソミックマネージメントホールディングスの傘下として、新たな取り組みを発表しました。それが、中部電力ミライズ株式会社とのバーチャルPPA(Power Purchase Agreement)導入に関する契約の締結です。この契約により、ソミック石川は環境に優しいエネルギーの利用を促進し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
バーチャルPPAの導入に関する背景
バーチャルPPAとは、物理的な電力供給が行われないオフサイト型の電力購入契約を指します。今回の契約では、中部電力ミライズが提供するサービスを活用し、安倍川水力発電所から得られる再生可能エネルギー由来の環境価値、つまりCO₂排出量ゼロの証明を取引することになります。ソミック石川はこの取引を通じて、年約2,700トンに相当するCO₂排出量を削減する見込みです。
環境への貢献と持続可能な取り組み
ソミック石川は、これまでにもオンサイトおよびオフサイトPPAの導入を進めており、エネルギー自給率の向上とCO₂排出量の削減に取り組んできました。しかし、このバーチャルPPAを採用することで、より多様な再生可能エネルギーの活用が可能になります。このバーチャルPPAの導入は、ソミック石川にとって初めての挑戦であり、企業としての環境負荷低減に向けた新たな一歩となります。
RE100基準への対応
ソミック石川はRE100に加盟していませんが、同基準に沿った再生可能エネルギーの調達を進めています。RE100とは、企業が使用する電力を100%再生可能エネルギーで賄うことを目指す国際的なイニシアティブです。それに則った再生可能エネルギーの調達を通じて、企業の社会的責任を果たしていきます。また、バーチャルPPAの導入がソミックの環境方針に則る形で、さらなる進展を期待しています。
ソミックグループの未来
ソミックグループは、環境への配慮を持続可能な成長の軸にしています。グループの環境方針には「期待の先へ、次世代の笑顔へ BE A PIONEER」と掲げ、2050年度までに「サプライチェーンを含めたCO₂排出量実質ゼロ」の長期目標を設定しています。今後も再生可能エネルギーの利用を促進し、カーボンニュートラルの達成に向けた取り組みを強化していく所存です。
このように、ソミック石川は環境への取り組みを強化し、未来に向けた持続可能な事業運営を行っています。自社の製品も重要な役割を果たしつつ、次世代へと「笑顔」をつなげていく努力を続けてまいります。ソミック石川の今後の動向から目が離せません。