時代劇『PRINCESS TOKUGAWA』が草月ホールに登場
Alexandrite Stage Produceの最新作、時代劇『PRINCESS TOKUGAWA』が、2025年10月2日から8日まで東京・草月ホールにて上演される。これにより、浅井三姉妹の物語がついに明らかになります。
Alexandrite Stageとは?
Alexandrite Stageは、俳優・野口大輔によって2017年に設立されたプロデュース団体であり、これまでに多くの話題作を手掛けてきました。次回作には、松本清張原作の舞台版『黒革の手帖』(2026年、シアターサンモール・シブゲキCBGK!! 他)やミュージカル版も控えており、さまざまなジャンルに挑戦しています。
浅井三姉妹の物語
『PRINCESS TOKUGAWA』は、浅井三姉妹を描いた時代劇シリーズ三部作の最終章です。本作では、戦国時代を背景に、浅井家の三姉妹と中国近代史に影響を与えた宋家の三姉妹の物語が絡み合い、オリジナルなストーリーが展開されます。
シリーズの第一作『PRINCESS TOYOTOMI』(2023年8月)では、愛される長女・茶々が嫁いだ豊臣家を舞台に、彼女の生き様が描かれました。主演を飾ったのは彩凪翔です。
続く第二作『PRINCESS KYOUGOKU』(2024年9月)は、次女・初が嫁いだ京極家に焦点を当て、主演には金子昇と縣豪紀が起用されました。
そして、待望の最終章『PRINCESS TOKUGAWA』では、三女・江が嫁いだ徳川家を中心に、浅井家を回顧する形で物語が描かれます。
豪華キャスト
このシリーズの全作品を通して浅井長政役を演じた和泉元彌が再び主演を務めます。長女・淀殿役は大湖せしる、次女・初役は惣田紗莉渚、三女・江役は倉田瑠夏が担当し、母・市役を岡崎高子が演じます。その他にも、麻乃佳世、あも、留依まきせ、岩田知樹、大原万由子、いしだ壱成などが名を連ね、個性豊かなキャストが物語を彩ります。
制作に込められた思い
プロデューサー兼演出の野口は、「歴史には多くの影響を与えた女性たちを描くことに意義がある」と述べ、浅井三姉妹が抱いた哀しみや葛藤、そして愛の力のメッセージを観客に届けたいと語っています。また、シリーズ全作に参加した出演者への感謝も表明しており、全力を尽くして最終章を創り出す決意を固めています。
パフォーマンスと音楽
作品には、中川えりかや田中まさよしによる生演奏が盛り込まれ、時代劇特有の雰囲気を生かしています。日本の伝統衣装と共に、音楽による重厚感が劇の魅力を一層引き立てます。
チケット情報
劇場での上演は2025年10月2日から10月8日まで。上演時間は約2時間50分で、休憩時間も設けられます。チケットはさまざまな価格で販売され、詳細は公式サイトで確認できます。
おわりに
『PRINCESS TOKUGAWA』は、ただの時代劇ではなく、悲しみを抱きながらも希望を託した女性たちの物語です。この作品を見逃す手はありません。感動的な演技とともに、劇場で深いメッセージを受け取ってください。お楽しみに!