MLB東京シリーズの成功と記念グッズの魅力
2025年3月、東京ドームで開催された「MLB Tokyo Series presented by Guggenheim」が多くのファンの関心を集め、その記念グッズの売上がなんと4000万ドル(約60億円)に達しました。これはFanaticsにおける同イベントの過去最高売上であり、注目の数字です。
この高額な売上には、様々な商品が含まれています。東京シリーズ対象のファンギアやトレーディングカードは、アメリカと日本のeコマースサイトや卸売業者を通じて販売されました。また、Fanaticsが運営する東京のMLBオフィシャルショップ、さらにはニューヨークに位置するMLBフラッグシップストアで売り上げられました。特に注目を浴びたのは、村上隆選手による限定コレクションです。このコレクションはLAと東京のポップアップストアで展開され、瞬く間に完売しました。
話題の村上コレクション
特に話題となったのが、3月7日に発売された村上選手の「Murakamiコレクション」です。この商品はFanaticsの公式アプリで発売されると、わずか1時間で完売し、15分以内に大半が売り切れたという人気ぶりです。なんと10万人以上のファンがFanaticsアプリをダウンロードし、村上選手の限定商品を手に入れるためにアクセスしました。さらに、ファンの間で大変珍しい「Sakura Eliteジャージ」は、限定40着にもかかわらず、5000人以上が購入に挑戦しました。
トレーディングカードの人気
また、Toppsのオンラインストアでも大きな売上を記録しました。「Topps Series 1 Japan Exclusive Mega Boxes」が12,000個以上も短時間で売り切れ、東京ドームやMLBポップアップストアでのカードも即完売するほどの盛況でした。これらのカードには、村上選手と大谷翔平選手のサイン入りカードが含まれ、ファンにとって非常に魅力的なアイテムとなっています。
販売の現場
ファナティクスが運営する東京都内のMLBオフィシャルストアには、1週間で20万人以上のファンが訪れるなど、来店者で賑わいを見せました。東京ドームの店舗も多くのファンで賑わい、盛況の様子が伺えます。これにより、ファンたちの熱気を肌で感じることができました。
ファナティクス・ジャパンの役割
ファナティクス・ジャパン合同会社は、2018年に設立され、日本におけるファナティクスの事業展開を担っています。5つのプロ野球球団や多くのサッカークラブ、Bリーグのクラブとのパートナーシップを結び、ファン向けの商品を企画・製造・販売する独自のビジネスモデル「V-commerce」を強みとしています。また、2021年からはMLB公式オンラインストアも運営しています。
このように、MLB東京シリーズはファンだけでなく、スポーツ商品業界にとっても大きな成功を収めました。今後のファナティクスの展開がさらに楽しみです。