無人貸し出し「Emobi」
2025-02-27 10:27:19

湘南地域の観光に新風を吹き込む無人貸し出しサービス「Emobi」

湘南地域の観光に新風を吹き込む無人貸し出しサービス「Emobi」



株式会社eMoBiは、2025年3月1日から、スマートフォンアプリ「Emobi」を使った電動トゥクトゥクの無人貸し出し・シェアリングサービスをスタートします。このアプリは、iOSおよびAndroidで利用でき、車両の借り入れや返却、サポート連絡がすべて手元のデバイスで完結する点が大きな魅力です。観光体験の向上を目的に、パーソナライズされた観光スポット情報やルート提案機能など、今後のアップデートによるサービス向上も期待されています。

MaaSによる観光DX推進 


「Emobi」の登場により、電動トゥクトゥクの利用は一層便利かつ快適になります。アプリを介しての非対面での貸し出し手続きや、キャッシュレス決済の導入により、安心してサービスの利用が可能となります。観光客はアプリを利用して好きな場所で電動トゥクトゥクを借り、自由に周遊できるという新しい観光スタイルを楽しめます。

最初にサービスを展開するのは湘南エリアで、湘南モノレールとの連携によって無人貸し出しサービスが実現しました。これにより、鎌倉や湘南の観光スポットを効率よく巡ることが可能になり、観光客の移動の利便性が格段に向上します。さらに、このサービスは観光客の流れを分散させ、オーバーツーリズムの解消にも貢献することが期待されています。

観光の分散化とオーバーツーリズムの解決 


特に、湘南・鎌倉エリアでは、江ノ島周辺に観光客が集中する傾向があります。これにより混雑が発生し、観光体験が損なわれるケースもあります。そこで、eMoBiは湘南モノレールとの協力を通じて「左回り観光」を推進し、観光客の人流を分散させることを目指します。これにより、江ノ島以外の観光スポットへのアクセスも促進され、より幅広い地域での観光体験が実現します。

たとえば、鵠沼海岸は日本のサーフィンスポットとして知られており、新たにリニューアルしたHUG-RIDE PARKはスケーターにとって理想的な場所です。また茅ヶ崎は湘南文化の発信地として、海岸沿いのカフェやショップが観光客を惹きつけます。Emobiを利用することで、こうした穴場スポットへのアクセスが容易になるのです。

eMoBiの実績と今後の展望 


これまでに「Emobi」は全国で延べ10,000人以上の観光客に利用され、湘南エリアでの新たな移動手段として定着しつつあります。特に運転に不安を抱えるZ世代や訪日観光客、ファミリーやカップルといった幅広い層に支持されており、利用者のニーズに応じて成長しています。

今後は、無人貸し出しサービスを全国に展開し、地域の交通インフラとの連携を強化していくとのことです。また、配備台数を増やすことでアクセスが難しいスポットへの移動手段も提供し、観光体験の充実と地域経済の活性化を促進します。これにより、二次交通の問題にも取り組む姿勢を見せています。

まとめ 


eMoBiは電動トゥクトゥクのレンタル・シェアリングサービスを通じて、観光をより身近で手軽なものにしようとしています。地域資源を再評価しながら持続可能な観光地づくりを促進するその取り組みは、今後も多くの観光客に支持されることでしょう。アプリ「Emobi」を利用して、湘南エリアの魅力をさらに発見し、楽しむ新たな観光スタイルを体験してみてはいかがでしょうか。


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