新たな観戦体験を提供する映像システム「HIBINO STATS MAGIC」登場

新たな観戦体験を提供する「HIBINO STATS MAGIC」

ヒビノ株式会社は、スポーツイベントの映像演出によって観客の体験価値を向上させることを目的とした新しい映像送出システム「HIBINO STATS MAGIC」を6月から本格的に提供開始しました。このシステムは、スポーツデータや演出映像、広告を包括的に扱うことができ、大型LEDビジョンなどへの表示を迅速かつ正確に実現します。観客は、興奮を高められる情報が提供され、より深い競技理解につながることが期待されています。

開発背景と目的

ヒビノのビジュアル部門では、ドームやアリーナでの大規模なイベントを手掛けており、これまでの経験を活かして大型映像システムの企画と運用を行っています。特に、スポーツイベントにおいては、専門的な映像技術を通じてエンターテインメント性を強化することに注力しており、最近のスポーツ市場の拡大と新たな観戦スタイルのニーズに対応するため開発が進められました。観客の満足度向上を目指したこのシステムは、イベント主催者や各種スポーツ団体からの関心を集めています。

「HIBINO STATS MAGIC」の特徴

「HIBINO STATS MAGIC」は、スポーツデータと映像コンテンツを統合的に管理することができ、多様な情報を瞬時に送出します。従来の送出システムでは、競技ごとに異なるフォーマットのデータを扱う必要がありましたが、このシステムは自動で適切なフォーマットに変換し、より効率的な運用を実現しています。これにより、競技の進行に応じた情報をリアルタイムで表示できます。

カスタマイズ可能な情報表示

競技特性に応じた情報表示が可能で、選手情報や競技結果、チームロゴ、アニメーションなど様々な要素を組み合わせて魅力的に観客に届けます。また、初めての観戦者にもわかりやすく、コアファンには奥深い情報提供を行うことで、観客全体の満足度を高めます。例えば、ラグビーのスターティングメンバーやバレーボールの得点表示など、リアルタイムで競技状況を反映させた分かりやすい表示で、緊張感と興奮を提供します。

フレキシブルな運用と情報発信

このシステムは、会場の映像装置のタイプに依存しないため、様々な環境に適応することができます。さらに、インターネット動画配信やSNS投稿にも対応しており、多角的な情報発信が可能です。簡潔な操作性も特徴で、公式記録担当者は数分のトレーニングで操作を習得できるため、競技中の迅速な情報入力が実現されます。操作ミスの防止を目的とした確認機能も搭載されています。

拡張性とカスタマイズ

「HIBINO STATS MAGIC」は自社開発のシステムであり、使用する競技やチームのニーズに応じた機能の追加やカスタマイズが可能です。お客様の要求に迅速に対応し、さまざまな競技に適応するための柔軟なシステムであることが求められています。ヒビノビジュアルの課長である森啓輔氏は、「新たなファン層にスポーツの現地観戦の楽しさを届けたい」という開発の背景を語っています。

導入事例：JAPAN SWIM 2025

2025年3月に東京アクアティクスセンターで開催された「JAPAN SWIM 2025」では、HIBINO STATS MAGICが大会の運営効率化と演出の向上に貢献しました。選手の情報や競技結果が自動で反映され、華やかなビジュアルで観客を魅了しました。従来の手動入力による手間を削減し、タイムリーな情報提供を実現したこのシステムは、高い評価を受けています。

結論

今後、国内主要のスポーツイベントへの導入を進め、多くの人々に感動と興奮をもたらすことで、スポーツ産業の発展に貢献することを目指す「HIBINO STATS MAGIC」。スポーツの映像演出に新たな風を吹き込み、観客の体験を飛躍的に向上させる期待が高まります。興味のある方は、ぜひこのシステムを体験してみてください。