メルセデス・ベンツとの業務提携により千葉公園に開設されたEV充電拠点
2023年7月8日、株式会社パワーエックス(岡山県玉野市)とメルセデス・ベンツ・ハイパワー・チャージング日本合同会社(MBHPCJ)は、イノベーティブなEV充電ネットワークの第一号拠点「Mercedes-Benz Charging Hub 千葉公園」をオープンしました。
この充電ステーションは、千葉公園の駐車場内に設けられ、すべてのEVオーナーに最大出力150kWの高出力充電サービスを提供します。公園内にはカフェやスポーツジムも併設されているため、充電中の待ち時間を有意義に過ごすことができます。
充実した充電設備
充電システムには、パワーエックスが開発した蓄電池型超急速EV充電システム「Hypercharger」を採用。1基(2口)設置されており、最大出力はなんと150kWに達します。さらに、今回導入されたメルセデス・ベンツ専用設計のディスペンサーユニットには、直感的に操作できる大画面のタッチスクリーンが付いており、ユーザーにとっての利便性が格段に向上しています。
従量課金制の導入
本拠点では使用電力量に応じた従量課金が採用されており、メルセデス・ベンツのEVモデルオーナーのみならず、他ブランドのEVオーナーも充電サービスを利用可能です。
- - メルセデス・ベンツのEVをお持ちの方は、充電サービス「MB.CHARGE Public」を利用して認証・決済が行えます。
- - 他ブランドのBEVモデルを所有する方は、PowerXアプリを通じて充電が可能です。
今後の拡大計画
この充電ステーションは千葉におけるEV充電インフラの重要な一歩となります。パワーエックスとMBHPCJは今後、千葉県柏市と東京都世田谷区にも新たな拠点を設立予定で、名付けて「Mercedes-Benz Charging Hub かしわ沼南」と「Mercedes-Benz Charging Hub 駒沢」が2025年8月にオープンを目指しています。これらの拠点では、いずれも4つの充電口が設置される予定です。
充電利用の詳細
- - 設置場所: 千葉県千葉市中央区弁天3丁目1-1 千葉公園第2駐車場(みどりの駐車場内)
- - 導入製品: パワーエックス製 蓄電池型超急速EV充電器「Hypercharger」
- - 設置台数: 1基(2口)
- - 最大出力: 150kW(ブーストモード・10分間)、120kW(連続出力)
- - 利用時間: 24時間営業(年中無休)
- - 運用開始: 2025年7月8日15時
この充電拠点は、CHAdeMOの充電規格に対応しているため、該当するEVオーナーに便利なサービスを提供します。メルセデス・ベンツオーナーには、従量料金94.6円/kWh(税込)が適用され、他のブランドのBEVオーナーには100円/kWh(税込)が課せられます。
充電の予約は受け付けていないため、来店後に空いている充電口にアクセスして利用ができます。
このように、パワーエックスとメルセデス・ベンツの提携によって、EV充電ネットワークが着実に整備され、未来へ向けた持続可能な交通インフラの整備が進んでいることが感じられます。私たちの生活を便利にし、環境に優しい移動手段の普及に貢献する充電拠点として、今後の展開にも大いに期待が寄せられます。