中川信夫特集上映
2025-04-15 13:28:20

映画監督・中川信夫生誕120年の特集上映が国立映画アーカイブで開催

生誕120年を祝う映画監督・中川信夫の特集上映



国立映画アーカイブが、映画監督中川信夫の生誕120年を commemorating する特集上映を開催します。この企画は2025年5月13日から7月6日まで行われ、多彩な作品を通じて彼の映画人生を再評価し、観客に新たな魅力を伝えます。

中川信夫(1905-1984)は、ユーモアと創意あふれる演出を通じて、人間の悲哀を描いた映画監督です。助監督時代からキャリアの全貌を網羅した本特集は、計59本を53プログラムに編成した過去最大規模の回顧展となります。

見どころ・上映作品の概要



本特集では、彼の助監督時代の唯一の現存作品『懷古二十五年 草に祈る』(1930)から初のトーキー映画『修羅八荒 終篇』(1936)、さらには1981年の遺作『怪異談 生きてゐる小平次』まで、幅広いジャンルにわたる作品がラインナップされ、興味深い構成が用意されています。特に、1962年以降は、テレビ映画も盛り込まれ、彼の多様な作風を楽しむことができるでしょう。

また、この上映企画に合わせて、トークイベントが予定されており、映画に対する深い洞察やエピソードを知るチャンスがあります。中川監督が愛した酒と豆腐の話題に触れるかもしれません。

ニュープリント作品



特集の3分の1を占める18作品は、すべてニュープリントで上映されます。その中でも、特に注目すべきは『東海道四谷怪談』(1959)のニュープリントです。この作品では、ラストのシーンに施された特殊効果が復元され、より色彩豊かな映像が再現されています。

ジャンルを越えた映画的魅力



中川信夫の作品は、単なる「怪談映画の巨匠」という枠には収まりません。彼は喜劇映画(『馬車物語』)、歌謡映画、時代劇、文芸映画、さらには社会派ドラマと多様なジャンルを手がけ、娯楽性に富んだ作品世界を構築しました。

観客は、彼の幅広いジャンルにわたる表現力に引き込まれること必至で、今なお新鮮な感動をもたらす彼の作品には、毎回新たな発見があるのです。これまであまり見ることのなかった彼の作品を、この機会にぜひ体験してみてください。

開催概要


  • - 企画名: 生誕120年 映画監督 中川信夫(英題: Nobuo Nakagawa Retrospective)
  • - 会期: 2025年5月13日(火)-7月6日(日) ※月曜日は休館
  • - 会場: 国立映画アーカイブ長瀬記念ホール OZU(2階)
  • - 主催: 国立映画アーカイブ
  • - 協力: 酒豆忌実行委員会、国際放映株式会社
  • - 問い合わせ先: 050-5541-8600(ハローダイヤル)
  • - 詳細情報: 公式HP

中川信夫の多彩な作品を楽しめる貴重な機会をお見逃しなく、ぜひ劇場に足を運んでみてください。


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