音の実験集団 Tenebraeによる新たな挑戦「公演 あわい」
2025年12月2日、近鉄アート館において、音の実験集団「Tenebrae(テネブレ)」が特異な公演「あわい」を上演します。この作品は、和楽器奏者たちとピアノ、タップダンスなど、ジャンルや文化の垣根を超えた音楽体験を目指しています。チケットは現在カンフェティにて販売中です。
和楽器と西洋楽器の心あたたまるコラボレーション
Tenebraeは、30ヵ国で1500公演の経験を持つ和楽器奏者たちが参加し、和楽器と洋楽器、舞踊などを融合させた実験的なスタイルを追求します。日本の伝統音楽と現代音楽、ノイズと音楽、身体と楽器における対立概念の「あわい」、つまり境界や間、余白を探し出すことを目的としています。この作品は、観客に新たな音楽体験を提供することが特色です。
プロジェクトの核を成す出演者たち
出演メンバーには、和太鼓奏者として名を馳せる坂上享、小島功義、そして三味線や篠笛も担当する大谷加奈子の他、この界隈での活躍が目覚ましい若手奏者たちも揃っています。具体的には、杉山由実子、二階堂萌生などがおり、彼らは独自のスタイルで音楽の魅力を発信しています。
コントラバス、エレキベースにおいて存在感を発揮する古舘恒也や、タップダンサーの細川慶太良も参加し、さまざまなジャンルのアーティストとのコラボレーションが期待されます。若きピアニスト森谷遼太もこのプロジェクトに寄与し、舞踊には實川ふうが加わることで視覚と聴覚が交錯するダイナミックなステージを演出するのです。
「あわい」が目指すもの
この作品の中核をなすテーマは、「境界」です。境界は、異なる要素を分けるのではなくそれらを一体化させるためのものであり、観客も参加することで境界を越える感覚を味わうことが期待されます。現代音楽の要素が吹き込まれる中、日本の伝統も決して失われることなく、両者の不思議なコラボレーションが生まれます。
株式会社天手鼓舞ジャパンが主催するこの公演は、大阪の中心に位置する近鉄アート館で行われるためアクセスも良好。特別公開公演と本公演があり、特にゲネプロのチケットは数に限りがありますのでお早めの購入をおすすめします。友人や家族と共に、ぜひこの新たなる音楽体験を共有してください。
公演の詳細
- - 公演日: 2025年12月2日 (火)
- - 会場: 近鉄アート館
- - チケット料金:
- ゲネプロ特別公開公演: 3,000円
- 本公演: S席 5,000円 / A席 4,000円
- 坂上享 (和太鼓)、小島功義 (和太鼓)、大谷加奈子 (和太鼓・三味線・篠笛)
- 杉山由実子 (和太鼓・篠笛)、二階堂萌生 (和太鼓)、古舘恒也 (コントラバス・エレキベース)
- 細川慶太良 (タップダンス)、森谷遼太 (ピアノ)、實川ふう (舞踊)
今から待ち遠しいこの公演、「あわい」にぜひご期待ください。チケットの詳細情報や購入はカンフェティの公式サイトからご確認を!