西宮の氷上競技部が快挙！ショートトラック選手権で長森選手が女子3冠達成

西宮の氷上競技部が快挙を達成！

2025年12月、東京で行われた第48回全日本ショートトラックスピードスケート選手権大会において、長森遥南選手が女子500m、1000m、1500mで見事に3冠を獲得しました。この快挙は、18大会ぶりとなるもので、長森選手は2026年の世界大会出場権も手に入れました。

新聞やテレビでもその快挙が取り上げられ、地元・西宮市の期待を一身に背負う形となりました。また、同じく氷上競技部の松林佑倭選手も男子1000m・1500mで2冠を達成し、日本代表の補欠メンバーに選出されています。

氷上競技部の設立目的

この素晴らしい成果は、氷上競技部の設立を決定づけた思いに基づいています。代表取締役社長の蟻田剛毅氏は、兵庫県内の有望な選手が進学や就職を機に競技を断念する現状を解消するため、地域貢献を目指してこの部を立ち上げました。社内でパティシエとしてのキャリアを築きながら、スポーツ選手としても活動できる環境を提供することがこの部の使命です。

試合を終えた長森選手の笑顔は、多くのファンや仲間に希望を与えました。松林選手も「目の前でチームメートが3冠を達成した姿を見ることで、自分も負けずに結果を出したいと思った」と語っており、互いに刺激し合う関係が築かれています。

チームのリーダーシップと絆

長森選手の活躍に伴い、チーム内でのコミュニケーションの大切さも再確認されました。島根くるみ選手は結果には恵まれなかったものの、常に仲間を気遣い、チームを明るくする姿勢が高く評価されました。蟻田社長は、長森選手の成果を「期待を大きく超える素晴らしい結果」と称え、全員の努力が結実したことを明言しました。

このようなスポーツスピリットは、シュゼット・ホールディングスの企業文化とも深く結びついています。「最高の結果を目指す」姿勢は、お菓子作りのクオリティにも反映されています。

シュゼット氷上競技部の未来

シュゼットは2018年に氷上競技部を設立し、そこから数名の選手が加入しました。競技に専念しながら、パティシエとしての技術も身につけるこの新しいスタイルは全国的にも注目されています。各選手は、自分の担当する製品に情熱を持ち、自らの成長を目指しながら、日々練習に励んでいます。

長森選手の世界大会への抱負は「恩返しをしたい」という思いから来ており、先輩や教育してくれた方々に良い結果を持って報告したいと語っています。このように、彼女たちの挑戦は個々の成長のみならず、後進の選手たちへも大きな影響を与えることでしょう。

今後もシュゼット氷上競技部が世界へ挑戦する姿を見守りたいと思います。彼らの活躍は、氷上競技だけでなく、地域スポーツ全体の活性化へと繋がることでしょう。