ロータス・サーマル・ソリューションの新展開
株式会社ロータス・サーマル・ソリューションは、Go-Tech事業への参画により、5億円規模の資金調達を実施したことを発表しました。この資金は、我が国における技術革新やエネルギー効率化を推進するための新たな弾みとなることでしょう。
資金調達の経緯と目的
今回の資金調達は、篠原電機株式会社やエレマテック株式会社といった事業会社からの出資を受けて実現し、当社の技術が持つ社会的意義と将来性が大いに評価されたことが背景にあります。この資金は、量産体制の強化や製造プロセスの高度化、人材採用に充てられる予定です。これにより、我が社の熱ソリューション技術を市場により多く供給できる体制を構築することを目指しています。
新工場の設立
また、当社は新たに大阪府西淀川区に工場を設立することもお知らせいたします。その竣工はコンプラン予定で、こちらの新工場では、当社の独自の熱ソリューションを高品質かつ安定的に生産できる体制が整います。これはエネルギー効率の向上や未利用熱の活用を促進し、様々な産業ニーズに応えるための重要なステップです。
データセンター市場の成長
データセンター市場はDXやAIの普及により急成長を続けています。2024年には全世界の市場規模が約4,100億ドルに達し、2030年代にはさらなる成長が期待されています。また、日本国内でもデータセンター全体の市場規模は2025年に約120億ドル、2031年には約400億ドルに達する見通しです。
この市場の中で、冷却技術の需要は特に高まっており、世界のデータセンター冷却市場は2025年に約110億ドル、2031年には約250億ドル規模にまで拡大すると予測されています。これに伴い、日本でも2025年に約30億ドル、2034年には約70億ドルに成長する見通しです。
新たな技術を内包した製品開発
ロータス・サーマル・ソリューションは、独自材料である「ロータス金属」を基盤とした新たな冷却技術の開発にも注力しています。これにより、空冷・水冷・沸騰冷却といった多様な冷却方式に対応できる製品設計が可能となりました。当社の技術は、高発熱デバイスの放熱課題にも対応でき、実用性の高い製品を市場に提供する体制を整えています。
未来に向けた挑戦
データセンターの運用においては、電力消費の効率化が最重要課題の一つとなっています。生成AIや高性能コンピューティングの普及に伴い、サーバーの消費電力の増加が懸念されており、これに対する効率的な熱管理が求められています。ロータス・サーマル・ソリューションは、冷却技術において高効率・高信頼性を追求し、エネルギー消費の最適化やCO₂排出削減を実現する製品を提供していく計画です。
今後も、国内外での冷却ニーズに応えつつ、持続可能な社会実現に向けて挑戦を続けてまいります。私たちは、パートナー企業との連携を強化し、より良い未来を共に創造していく所存です。