腸活でコンディションを整え、箱根駅伝シード権へ挑む日本体育大学の挑戦
日本体育大学陸上競技部駅伝ブロックが、7年ぶりのシード権獲得を目指して腸内環境の改善に取り組んでいます。この活動は、株式会社サイキンソーの支援を受け、アスリートやスポーツチーム向けに腸活コンディショニングを提供するプロジェクトの一環です。
日本体育大学陸上競技部の歴史
1949年に箱根駅伝に初出場して以来、日本体育大学陸上競技部駅伝ブロックは、半世紀以上にわたって77回の連続出場を果たし、計10回の総合優勝を達成しています。2026年の箱根駅伝では、創部100周年を迎えることもあり、シード権獲得が期待されています。監督にはOBの玉城良二氏が就任し、選手とともに新たな挑戦に臨んでいます。
サポートの背景
2025年に開催される第101回箱根駅伝での目標は、総合10位以内の入賞を果たしてシード権を獲得することです。腸内環境の改善は、選手のパフォーマンスを向上させるための重要な要素であると認識され、サイキンソーの支援が始まりました。
選手たちは寮で生活し、管理栄養士によるサポートを受けているものの、限られた予算内での均一な食事では完全なコンディション管理は難しいという課題がありました。特に夏の合宿中は選手たちが疲労を感じ、本番前には選手が離脱する事態も多発していました。
腸活の実施と効果
腸内フローラ検査を基にした腸活が選手たちのコンディショニング支援として行われ、2024年には4回の検査が実施されました。サイキンソーの管理栄養士によるセミナーや個別アドバイスがあり、選手たちはこの支援を受けて腸活を実践しました。
結果として、選手たちの腸内環境は改善され、整腸効果のあるビフィズス菌や健康によいとされる酪酸産生菌の増加が確認されました。腸活を実践した選手たちの体験は広まり、コンディショニング意識がチーム全体に波及する良い循環が生まれました。
結果と今後の展望
2025年箱根駅伝では、選手たちが健全なコンディションで臨むことができ、総合12位を獲得。昨年の14位から順位を2つ上げる成果を上げることができました。自己新記録を樹立した選手も多く、今後の箱根駅伝においても期待が高まります。
「腸活の実施は無駄ではなかった」と、玉城監督は手応えを感じています。疲労骨折による離脱者が出ず、選手全員がベストな状態で本番を迎えられた背景には、腸活の成果が大いに寄与していると感じられます。次回の箱根駅伝シード権獲得に向けて、選手たちの挑戦は続きます。
会社概要
株式会社サイキンソーは「細菌叢で人々を健康に」を理念に、腸内フローラに基づいた健康維持サービスを展開しています。自宅で簡単にできる腸内フローラ検査「マイキンソー」の開発も手がけ、個々の健康に合わせた最適な提案を行っています。