根付の幸せ展
2026-01-31 09:02:37

特別展『根付の幸せ』で触れる日本の伝統美とユーモア

京都 清宗根付館の特別企画展『根付の幸せ』



京都の文化が色濃く根付くこの地に位置する清宗根付館は、根付に特化した美術館です。現代根付を中心に、月ごとに変わる展示が行われるこの美術館では、常に新しい発見と感動が待っています。2026年の1月から3月にかけては、特別企画展『根付の幸せ』が開催され、特に2月には「笑いを誘う」根付に焦点を当てています。

根付は、鞄などに装飾的な機能を持つ小さな造形物であり、そのデザインは日本の伝統やユーモアを表現しています。この特別展では、「幸せ」をテーマに、根付に表現された様々な顔を展覧し、その魅力に触れることができます。さまざまな視点から楽しむことで、心が温かくなる時間を過ごせるでしょう。

笑いを誘う根付の魅力


展覧会の目玉とも言える「笑いを誘う」根付は、見た目に楽しいだけでなく、知的な深みを持っています。洒落や意表をついた形状は、見た人を思わず笑顔にさせるものばかりです。根付独自の美的観点から、日常の生活の中に潜むユーモアや知恵が具体化されています。

例えば、作者森 謙次氏の「河馬蒲焼」は、河馬と蒲焼という言葉遊びが特徴的です。作品は、イスの木や紫檀といった天然素材を巧みに使い、その色合いを活かす伝統的な職人技術の見本と言えます。一方で、及川 空観氏の「天愚」では、烏天狗が大天狗に憧れる姿を描写しています。伸びをする姿は、まさに「ありのままの自分でいること」の重要性を示唆します。

このように、各根付作品はただのオブジェクトではなく、深いメッセージや感情が込められています。見る者に小さな幸せや思考のきっかけを提供することを目指して作られているのです。

古典美術に息づくユーモア


この「笑い」のテーマは日本人の心に深く根付いており、西洋美術とは異なる独自の魅力を持っています。根付は単なる装飾品ではなく、生活文化の中で育まれてきた知識やユーモアが色濃く反映されています。また、精神的なつながりを感じさせる作品は、鑑賞者に対して思考の幅を広げさせる力を持っています。

例えば、森 哲郎氏の「一休虎退治」は、歴史上のアイコンである一休さんをテーマにした作品です。屏風の後ろに潜む虎の影は、油断の隙間からこぼれ出る知恵の象徴です。「ひと休み」や「招本」といった他の作品も、日常の中の小さな幸せを訴えかけています。

伝統と現代の出会い


清宗根付館は、伝統的な日本美術を現代の枠組みの中で再解釈する試みも行っています。佐川印刷の名誉会長木下宗昭氏の意志によって設立されたこの美術館は、「日本のよき伝統を、日本人の手で保管したい」という理念を基盤にしています。地域の文化を育むことに尽力し、観客との絆を深めていくことがミッションとなっています。

この特別展を通じて、訪れる皆様が根付の美しさや深さ、そしてユーモアを体験し、新たな感性を刺激されることを期待しています。日本の伝統文化と現代の技が交わるスペシャルなこの機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?

アクセス情報


京都 清宗根付館は、京都市中京区壬生賀陽御所町に位置しています。詳細な情報や開館時間については公式ウェブサイトをご覧ください。清宗根付館公式サイト

心に残る「幸せ」を見つけに、温かい京都の風を感じる美術館へお越しください。


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