SUUNTOの新たなダイブコンピューター「Nautic」シリーズ
2023年、SUUNTO Japanが新しいダイブコンピューターライン、「Suunto Nautic(スント ノーティック)」と「Suunto Nautic S(スント ノーティック エス)」を発表しました。この2つの新製品は、ダイビング技術の革新を象徴するもので、堅固な設計と最新の機能を組み合わせています。これにより、あらゆるレベルのダイバーが求めるニーズにしっかり応えることを目指しています。
新たなダイブコンピューターの誕生
「Nautic」シリーズは、レクリエーションダイバーからテクニカルダイバーまで、幅広い層に対応するよう設計されています。SUUNTOは、フィンランドでの水中探査の伝統を受け継いでおり、耐久性と利便性の両方を重要視したツールを提供し続けています。特に「Nautic」という名称は、ラテン語どおりに船や船乗りに関連する意味を持ち、このシリーズが持つ深い航海の精神を表しています。
SUUNTO Nauticの特長
「Suunto Nautic」は、優れた視認性を誇るAMOLEDディスプレイを採用し、鮮明な720x382の解像度を備えています。この大きな3.26インチのディスプレイは、様々な環境条件においても必要なダイビングデータを明確に表示します。さらに、長寿命バッテリーを備えており、中程度の明るさでの使用では最大120時間、ナイトダイビングでも連続で90時間の使用が可能です。サポートされるダイビング機能には、シングルガス、マルチガス対応、カスタマイズ可能なアラーム、さらにトライミックスサポートなどがあります。
テクニカルダイバーにも対応
テクニカルダイバー向けには、GF99およびSurfGFインジケーター、そして減圧計画ツールなどの高度な機能を搭載しており、将来的にはリブリーザーとの互換性も予定されています。また、GPS機能や潮汐情報、天候予報などの便利な屋外ツールも搭載し、ダイビングの計画をサポートするなどその使い勝手は抜群です。
Suunto Nautic Sの魅力
一方で「Suunto Nautic S」は、特にスキューバダイバーやフリーダイバー向けに設計されたコンパクトなモデルです。AMOLEDディスプレイ技術を維持しつつ、より軽量化されています。このモデルは、スント Oceanシリーズなどのスマート機能を省略し、純粋なダイブコンピューターとして特化した性能を発揮します。また、フリーダイビング、シュノーケリング、マーメイディングに必要な機能を豊富に備えています。
ジャストサイズ
Nautic Sは、水深100メートルに耐えられる設計で、最大60時間の連続ダイビングが可能。特に80メートル以下のダイビングに関しては公式な認証を受けており、安心して使用できます。既存のTank PODや心拍ベルトとの互換性もあり、他の製品と組み合わせて利用可能です。
Suunto Appで体験を拡張
これらの製品の魅力をさらに引き上げるのが「Suunto App」です。ダイビングのルートや使用した器材の詳細を記録し、ダイバー同士で経験をシェアするための便利なツールです。アプリを通じて、ダイビングログを整理し、万全な管理が可能となっています。
発売情報
この新ラインは、2026年初頭に発売予定で、Suunto Nauticが124,850円(税込み)、Nautic Sが114,950円(税込み)となっています。SUUNTOは、長年の歴史を持ち、探求者や冒険者をサポートするための信頼できるパートナーとして、ダイビング業界でもその名を確立しています。継続的な革新の精神を持つSUUNTOのダイブコンピューター、これからの冒険にぜひご注目ください。