新たな「ブルー」を生み出すコラボレーション
アーティスト“歩く人”と、エルスウェア紀行のボーカルを務める“安納想”が、フジファブリックの名曲「ブルー」に新たな息吹を吹き込みました。この二人は「集音歌詞」というプロジェクトを通じて、歌詞の情景を音と映像で可視化する試みを行っています。これは、さまざまな視点から同じ楽曲を再解釈し、リスナーに新たな発見を提供するものです。このプロジェクトは、CREATIVE SAMPLING COLLECTIVEの安藤コウによってプロデュースされており、より多様な解釈の可能性を追求しています。
コラボレーションの舞台裏
「集音歌詞」というコンセプトは、曲の持つ状況や感情をフィールドレコーディングを通じて追体験させることを目的としています。これに参加することで、歌の情景を新たな観点から感じることができます。今回の第二弾は、「ブルー」と名付けられた楽曲で、梅雨の季節の孤独や憂鬱といったテーマを、その旋律に込められた“青春”と併せて表現しています。
“歩く人”は自身の過去の経験を元に、数多くの“ブルー”の情景を「集音」。その結果、エルスウェア紀行の安納想がその作品にその独特のウィスパー成分を加えることで、楽曲はまるで色彩豊かな夢の世界へと誘うものとなりました。特に安納の透き通るような声は、この曲の情感を増幅させ、どこか懐かしい響きで聴く者を魅了します。
ビジュアルアートとの融合
さらに、ジャケット写真も発表され、その美しさに目を奪われます。Art Directorの柴谷麻以によって制作されたこのビジュアルは、青春の一瞬を捉えた大きな瞳が印象的で、ノスタルジックな雰囲気が漂います。その背景にはブルーが広がり、楽曲のテーマを視覚的に強調しています。このジャケットが示すのは、単なる音楽の枠を超え、一つのアート作品としての側面も持っているということです。
配信と映像の情報
「ブルー -集音歌詞 ver- (feat.安納想)」は、6月18日(水)に音源と映像が配信される予定です。定評ある二人のコラボレーションを視聴者がどう受け止めるのか、とても楽しみです。この素晴らしいプロジェクトを是非チェックしてみてください。音源のリンクは次の通りです:
ブルー -集音歌詞 ver- (feat.安納想)。また、Instagramでも「集音歌詞」の最新情報を確認できます。
音楽だけでなく多面的な活動を
“歩く人”は、作曲家としてだけでなく、他のアーティストとのコラボや楽曲提供も手掛けています。また、彼は自身の音楽スタイルを貫きつつ、独自のエンジニアリングを展開。最近ではDJイベントにも参加し、様々なジャンルに挑戦しながら、そのユニークなサウンドを広く活躍しています。対し、安納想も二人バンド“エルスウェア紀行”において、多様な音楽スタイルを融合させた楽曲制作に取り組んでいます。
このプロジェクトは、彼らがそれぞれの音楽性を生かし、さらなる表現の幅を広げるチャンスでもあります。音楽、ビジュアルアート、そして生のパフォーマンスを通じて、新たなクリエイティブな体験が生まれることに期待が高まります。音楽の持つ力を再認識し、新たな感動を届けてくれるこのコラボレーションに、是非ご注目ください。