サンタになった滋賀レイクスの選手たち
12月25日、クリスマスに滋賀医科大学の小児病棟で特別なイベントが開催されました。プロバスケットボールチーム、滋賀レイクスの選手たちがサンタクロースに扮して、入院中の子どもたちにプレゼントを届ける訪問を行い、心温まるひとときを提供しました。
この企画の発起人は、滋賀レイクスの江原信太朗選手です。彼はクリスマスを迎えるにあたって、特別な思いを抱き、チームメートたちに呼びかけました。江原選手をはじめ、諸見川航マネージャー、桶谷健人ビデオコーディネーター、眞庭城聖GMが協力し、当日は約20名の子どもたちやそのご家族、医療スタッフらが集まり、心躍るクリスマスイベントを楽しむことができました。
入院している子どもたちに笑顔を届けることは、選手たちにとっても特別な経験でした。江原選手はサンタクロース姿で登場し、用意したビンゴゲームを通じて、子どもたちとの交流を深めました。彼は「すごく楽しかったです。クリスマスは特別な日なので、こういう日に子どもたちと過ごせて本当に嬉しかったです」と笑顔で語りました。
江原選手は、去年が初めての家族と離れて過ごすクリスマスだったことを振り返りました。彼はその時、チームメートのキーファー選手やブロック選手が食事に誘ってくれたことで、仲間との絆がどれほど大切かを痛感したと述べています。「仲間や大切な人と楽しむことの重要性を再認識しました。その思いを子どもたちにも届けたいと思っています」と語る彼の言葉には、彼自身の経験を基にした温かな思いが込められています。
このクリスマスイヴの出来事は、病院の子どもたちにとって忘れられない一日となりました。選手たちから贈られたサイン入りのレイクスグッズやメッセージカードは、入院生活の中で彼らを励ます特別な思い出となることでしょう。
江原信太朗選手は、スモールフォワードとして活躍するルーキーであり、身長192cmの彼は、その強心臓ぶりとプレースタイルで多くのファンを魅了しています。今年、滋賀レイクスに特別指定選手として加入し、プロとしての道を歩み始めました。大学バスケットボールでの実績も豊富で、今後の活躍が楽しみです。
このイベントを通して、滋賀レイクスは地域の子どもたちとのつながりを深め、スポーツを通じた支援のあり方を感じさせてくれました。江原選手は「また元気になった子どもたちに会えるのを楽しみにしています。みんな、頑張ってください!」と力強くエールを送りました。小児病棟にクリスマスの喜びをもたらした滋賀レイクスの姿は、心に残る素晴らしい光景となりました。