テルモンがカンヌ国際映画祭で発表した革新シャンパーニュ
第78回カンヌ国際映画祭にて、シャンパーニュブランド・テルモンが革新的な軽量ボトル「プレミア」を発表しました。このボトルは、わずか800gと軽量で、従来のシャンパーニュボトルよりも35g軽く、シャンパーニュのスタンダードを再定義する一例です。
テルモンは、カンヌ国際映画祭の公式パートナーとして、5年間にわたり環境保護と芸術の促進をテーマに連携を深めてきました。「プレミア」の発表は、そうした取り組みの一環として位置づけられています。カンヌの象徴とも言えるレッドカーペットで、業界の注目が集まる中、初めてのボトルが開封されました。
このボトルは、大手ガラスメーカー・ヴェラリア社とのコラボレーションにより、数年の歳月をかけて実現しました。その結果、製造時のガラス使用量の削減とカーボンフットプリント約4%減という環境保護にも寄与しています。また、この軽量ボトルの設計により、従来のものと同じ耐圧性を保ちながら、デザイン性や品質も損なうことなく、製造プロセスに大きな変更を加えることもありませんでした。
メゾン・テルモンのルドヴィック・ドゥ・プレシ社長は「カンヌ国際映画祭は夢を与える祭典であり、我々が果たす役割が非常に重要だと感じています。未来のシャンパーニュの基準となる新たなボトルを通じて、我々の環境への意識を示したい」と語ります。
また、カンヌ国際映画祭の総代表ティエリー・フレモー氏も、テルモンとの関係を非常に喜ぶ様子で、「彼らのクリエイティブな精神は、映画や文化を彩る重要な要素」と称賛しました。
テルモンは、1912年に創業され、シャンパーニュ業界のパイオニアとして常に革新を続けています。「母なる自然」という理念のもと、持続可能な農業への移行や、生物多様性の保護を進めており、2050年までのネットゼロ達成も目指しています。このために、同社はギフトボックスの廃止や、長年の取引を続けるガラスメーカーと連携して、世界最軽量のボトルを開発しています。
テルモンのシャンパーニュは、テロワールと地下の特性が見事に調和しており、繊細さと力強さが両立しています。ボトルは、シンプルな中にも持続可能性を反映したデザインとなっており、まさに新たな時代の到来を感じさせます。
カンヌ国際映画祭でのプレミア発表は、シャンパーニュの「希望の星」としてテルモンが位置づけられる重要な瞬間となります。今後も、持続可能性を重視した革新的な製品で、シャンパーニュ業界に新たな風を巻き起こすことでしょう。未来のシャンパーニュと、映画の祭典におけるテルモンの物語に是非注目してみてください。ロマン溢れるシャンパーニュの旅が、今始まります。