令和の高校生が語る「女性初の総理大臣」そのリアルな声とは？

高校生が求める「女性初の総理大臣」

今、自由民主党の総裁選が白熱しています。その中で注目を浴びているのが、唯一の女性候補、高市早苗さんです。彼女が総裁に選ばれた場合、「女性初の総理大臣」という快挙が現実のものとなります。このことについて、令和の現役高校生たちはどう考えているのか、興味深い調査結果が出ました。

全国の現役高校生を対象に行われた「日本で女性初の総理大臣はアリ？ナシ？」というアンケート調査では、驚くべき結果が出ました。なんと、95.9%の高校生が「アリ」と回答し、女性初の総理大臣の可能性を肯定しているのです。この調査は、2025年9月25日から27日の3日間にわたり実施され、724名の有効回答が得られました。

男女平等の意識の高まり

多くの高校生が「アリ」と回答した理由は、主に「男女平等」への強い意識から来ています。「男女平等であるべきだから」「男女差別なしが一番良い」など、自分たちが育ってきた環境や教育を背景に、性別によって判断すること自体が時代遅れだと感じている高校生が多数を占めるようです。「女性だから」といった先入観はもはや彼らには無意味となっているのです。

さらに、「多様性が進んでいるため」との意見も多く集まりました。今や「いまは多様性の時代」であり、性別に関わらず実力が重視されるべきとの認識が広がっています。高校生たちは、ジェンダーに関する議論が進む現代社会の中で、様々な価値観を受け入れる柔軟性を持っているようです。

性別に関係なく実力が求められる時代

「女性であろうが男性であろうが、国をよくできる人がなればいい」といった意見も見受けられ、性別を超えて実力や能力に注目する考え方が広がっています。高校生たちは、何よりも結果を重視しており、優れたリーダーには性別の壁はないと認識しているのです。

おまけに、「今まで女性の総理大臣はいなかったからどんな感じに変わるか見てみたい」と、新しい挑戦への期待や好奇心を抱く声も多くありました。若者たちは、既成概念を壊す変化の熱気に触れており、未来への希望を感じていることがうかがえます。

反対意見は少数派

一方で、全体の4.1%に当たる高校生は「ナシ」と回答しました。その理由に多く挙げられたのが、「女性は感情的になりやすいから」といった生物学的な偏見によるものでした。また、外的要因を心配する声もあり、「外国から舐められそう」といった不安もあるようです。

多様性の求められる時代にあっても、その背後には依然として根強い考え方も存在していることが示される結果となりました。

結論

この調査から見えてきたのは、令和の高校生たちは「女性初の総理大臣」という夢を持ち、実力に基づく時代の到来を強く期待し、受け入れているということです。また、自ずと「男女平等」や「多様性」といった価値観が彼らの心に深く根付いていることも分かりました。

今後、日本がどのような方向に進んでいくのか、そして次世代のリーダーとして、どのように多様なバックグラウンドを持つ人々が関与していくのか、注目が集まります。高校生たちの思いは、政治参加の幕開けを感じさせるような意義深いものです。