パイオニアが国際的な自動車ビジネスの強化に向けてWerner Koestler氏をエグゼクティブ・フェローに迎える

パイオニアが新たな一歩を踏み出す

パイオニア株式会社は、2023年4月1日にWerner Koestler氏をエグゼクティブ・フェローとして迎えることを発表しました。Koestler氏は、25年以上にわたり自動車や航空宇宙分野での経験を持っており、Continental AGの上級副社長を務めた実績があります。このたびの招聘は、パイオニアのグローバル戦略をさらに強化し、特に海外OEMビジネスの拡大に寄与することが期待されています。

グローバル視点を持つ経営者

Koestler氏は、米国やアジア（中国、韓国、日本）、ヨーロッパでの勤務経験を持ち、国際的な視点からのビジネス展開に長けています。また、2023年にはウィーン工科大学のスピンオフ企業であるTTTech AGの最高パフォーマンス責任者に就任しており、その豊富な知見と経験を早速パイオニアで活かすことになるでしょう。

未来のモビリティ体験を創造する

パイオニアは「未来の移動体験を創ります」というビジョンを掲げ、ソリューション企業への変革を進めています。Koestler氏の招聘は、外部エキスパート人材の確保や、インドおよびドイツに研究開発拠点を設置するという具体的な取り組みとも連動しています。このように、グローバルでビジネスを推進できる体制を築くことで、自動車メーカーやTier1サプライヤー、流通チャネルを通じて次世代のモビリティ体験を提供していく方針です。

社長のコメント

パイオニア株式会社の代表取締役兼社長執行役員の矢原史朗氏は、Koestler氏を迎えることができたことに対し非常に喜びを表明しました。彼は「Koestler氏の加入により、OEM事業のさらなる成長に向けた体制を強化し、グローバル戦略を推進していく」と述べています。これからのパイオニアは、Koestler氏の豊富な知見と、自らのブランド力やモノづくり力を融合させ、全く新しい移動体験を生み出すことを目指します。