大箱根カントリークラブに新たな試みが登場
神奈川県の足柄下郡に位置する大箱根カントリークラブは、ゴルフの練習環境において新たな挑戦を始めました。全国初の試みとして導入された「SHIBAHUプレート」が、天然芝を活用したゴルフ練習打席です。以前は人工芝のマットを使用していましたが、これには定期的な交換が必要で、多大な廃棄物が出ていました。このたびの取り組みにより、環境への影響を大幅に軽減することが可能になります。
SHIBAHUプレートの特徴
「SHIBAHUプレート」は、縦70cm、横30cm、厚み約5cmの天然芝プレート。高麗芝を使用しており、打席にセットして実際のショット練習が行える仕組みです。このプレートを使うことで、通常のドライビングレンジよりも本番に近い感覚でショットが体験でき、ゴルファーにとっては理想的な練習環境となります。
現在、大箱根カントリークラブのドライビングレンジには20の打席がありますが、SHIBAHUプレートの導入は1打席のみ。使用状況を見ながら、将来的には増設も視野に入れています。このプレートを使用した後の芝生キットは、工場に返送され、再生されて再びゴルフ場へ戻されるため、完全なサスティナビリティを実現しています。
料金と利用方法
SHIBAHUプレートの利用は、1枚1,000円(税込)で行えます。利用者は専用のラックからプレートを取り出し、練習後は使用済みのラックに戻す仕組みとなっています。このようにシンプルながら、サスティナブルな体験を提供することが大箱根カントリークラブの目指すところです。
SHIBAHU (シバフ) との連携
このプロジェクトは、天然芝プレートを供給するスタートアップであるSHIBAHU(シバフ)との協力によります。SHIBAHUは東京都西多摩郡にある芝生畑で、廃棄人工芝の削減と再生可能な資源の輪廻を強力に推進しています。これにより、ゴルフ業界全体のSDGsの取組みも強化されます。
大箱根カントリークラブの魅力
大箱根カントリークラブは、箱根外輪山を背景に広がる雄大なコースを誇ります。フラットでワイドなチャンピオンコースは、プレイヤーに新たな発見をもたらす毎回異なるラウンド体験を提供してくれます。アクセスも良好で、東名高速道路の御殿場I.C.から車で約20分と便利です。ゴルフを愛するすべての人にとって、理想的な練習場所となることでしょう。
大箱根カントリークラブは、今後もサスティナブルな運営に取り組みながら、環境に配慮したゴルフ場として発展していくことでしょう。ゴルファーとしての腕前を磨くだけでなく、地球にも優しいプレーを楽しむことをぜひ体験してみてください。