80年前の戦車用エンジン特別展示会が御殿場で開催!
戦後80年以上が経過する中、日本の兵器技術を後世へと伝えるため、静岡県御殿場市で特別な展示会が開催されます。「NPO法人防衛技術博物館を創る会」が主催するこのイベントでは、第二次世界大戦中に使用された貴重な戦車用エンジンを間近で見ることができます。
展示される貴重なエンジンたち
今回の展示会では、歴史的な戦車用エンジンが数点公開されます。その中でも特筆すべきは、三菱重工が製造した
空冷12気筒ディーゼルエンジン【SA12200VD】です。このエンジンは、日本軍の主力戦車である「九七式中戦車」に搭載されたもので、昭和17年に製造されたものです。展示会終了後はオーバールのため完全に分解されるため、オリジナルの状態を観ることができるのは、この展示が最後の機会となります。
さらには、貴重な経験として神戸製鋼製の
空冷直列6気筒ディーゼルエンジン【A6120VDe】も展示される予定です。これは九州大学内燃機関研究室で教材として使用されていたもので、実際の戦車には搭載されなかったものの、戦前から戦中にかけての貴重な学習資材としての価値を持ちます。
また、アメリカの
M4シャーマン中戦車の初期型に搭載されていた
空冷星形9気筒エンジン【R975】もお目見えします。このエンジンは、未使用の新品状態で、故障時の交換用に保管されていたため、非常に価値の高いアイテムです。
イベントの詳細
展示会は2026年5月2日(土)12時から18時、翌3日(日)9時から15時までの2日間、御殿場市のカマド自動車工場内特設会場で行われます。入場は無料で、参加者は当日に実物のエンジンに触れたり、その背景を知る貴重な機会になるでしょう。
展示に加え、代表理事の小林が行う特別講演も予定しています。「九七式中戦車改修復についての特別講演」を2日(土)と3日(日)それぞれの時間に実施し、技術の深い洞察を提供します。
そして、公共交通機関を利用する場合、
JR御殿場線「南御殿場駅」から徒歩30秒というアクセスの良さも魅力です。自家用車での来場も可能ですが、駐車場には限りがあるため、あらかじめ乗り合わせをお願いしています。
特記事項とお願い
展示会当日には、撮影に関して特別な制限はなく、写真や動画の撮影が可能です。しかし、SNSへのアップや二次利用については常識の範囲内での配慮をお願いしています。また、軍服やモデルガンの持ち込みはご遠慮ください。
この特別展示会は歴史を感じる良い機会です。興味のある方はぜひ足を運んで、貴重なエンジンやその背景に触れてみてはいかがでしょうか。詳細や最新情報は公式ホームページやSNSでチェックできます。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。