鈴木光司から届けられる最新ホラー『ユビキタス』
世界中で累計800万部を超える人気を誇る「リング」シリーズの著者、鈴木光司の待望の新作ホラー小説『ユビキタス』が2025年3月26日に登場します。これまでの作品と同様に、読者を恐怖の深淵へと引き込む傑作となること間違いなしです。ホラー小説の新たなるスタンダードになるこの作品は、ぜひ手に取っていただきたい一冊です。
この小説の舞台は東京都内。元ジャーナリストとして活躍していた主人公、前沢恵子が連続突然死事件の謎を追うことから物語が始まります。恵子は、死者の共通点が「南極深層の氷」に存在することを突き止め、その背後に潜む恐怖を明らかにしていきます。15年前には、同じような変死事件が新興宗教団体の中で発生していたことが明らかになります。
あらすじとキャラクター
『ユビキタス』では、原因不明の突然死事件に苦しむ人々が描かれており、前沢恵子は探偵としてこの不可解な事件の真相に迫ります。彼女は、かつて新興宗教団体内で起きた出来事との奇妙な共通点を見出し、物理学者の露木眞也と共に事件を解明しようと奮闘します。二人は「ヴォイニッチ・マニュスクリプト」と呼ばれる謎の古文書との関連性にも気づくのですが、そこから展開される恐怖は現実味を帯びてきます。この物語を読み進めるうちに、東京という都市が多くの命を飲み込んでいく様が描かれることで、読者は緊迫感を感じることでしょう。
ボリュームたっぷりの内容
本書は440ページという大ボリュームで、プロローグからエピローグまで緻密に構成されています。目次は、プロローグから始まり、各章を通じて緊張感が満載のストーリー展開が繰り広げられます。各章のタイトルには事件の進行状況が色濃く反映されており、読者はまるで自らが事件に関わっているかのような感覚を味わうでしょう。
書誌情報
発売日: 2025年3月26日(水)
定価: 2,035円(本体1,850円+税)
ページ数: 440頁
装画: Sarah Jarretによる「Woodland Sleeper」
装幀: 坂野公一
ISBN: 978-4-04-115982-8
公式ページには試し読みも用意されており、ぜひその恐怖の一端を味わってみてください。鈴木光司の作品に慣れたファンも、新たにホラー小説に挑戦する方も、心を揺さぶる物語に触れることができるこの作品を是非お楽しみに。恐怖があなたを待っています。