KKT合同会社が新球団「金沢ドラゴンクロス」を立ち上げ、2027年シーズンから日本海リーグに参入することが発表されました。この記者会見は2026年5月11日、金沢東急ホテルで行われ、KKT合同会社の代表取締役社長である兼盛玉輝氏をはじめとする関係者が出席しました。
今回の「金沢ドラゴンクロス」は、金沢地域の特性を活かし、スポーツとビジネスの新たな形を模索するプロジェクトとして注目されています。最大の特徴は、選手がプロとしての競技活動に加え、ビジネススキルも磨くことができる「デュアルキャリアモデル」の採用です。具体的には、選手たちはシーズン中、午前中に練習し、午後は地元企業で勤務、試合の日には野球に全力を注ぐ仕組みが用意されています。これにより、選手たちは地域社会と連携して成長し合うことを目指します。
金沢ドラゴンクロスの立ち上げは、「スポーツの力を借りて、金沢の人々や企業、社会の未来をつなぐ地域設計プロジェクト」として位置付けられています。特に金沢という都市は、北陸新幹線の延伸により交流人口が増え、スポーツとビジネスを融合させる新しいモデルを生み出すのにふさわしい場所です。若者が地域に戻ることを促進する「デュアルキャリア」は、UターンやIターンを増やす一因となるでしょう。
さらに、このプロジェクトは地域の企業にも強く影響し、優秀な人材の確保や組織の活性化、ブランド力の向上に寄与すると期待されています。また、スポーツを基軸とすることで新たな地域経済のエコシステムの創出も目指されています。
現在、金沢ドラゴンクロスではスポンサー企業や選手の就業受け入れ企業、監督やコーチ、選手などの所属希望者を募集中です。特に地域企業との連携が求められており、約30社のスポンサー企業や15から30社の就業受け入れ企業が必要とされています。また、チームには30名の選手や運営スタッフ(2-3名)、インターン、アルバイトも募集しています。
「金沢ドラゴンクロス」というチーム名には、「天を翔け、地を駆ける龍」のように、グラウンドと社会という二つのフィールドで活躍する選手になってほしいという願いが込められています。そして、「CROSS」は、交差する二つのキャリアが出会う場所や常識を越えた挑戦を象徴しています。デュアルキャリアを発信する金沢という伝統の街から新しい形のスポーツが生まれることに期待が寄せられています。
チームの理念は、D(Dual career)、R(Respect)、A(Ambition)、G(Growth)、O(Origin:金沢)、N(Next Generation)の頭文字を取ったもので、これがCROSSするチームとして、地域における新たな挑戦の象徴とされています。天を翔け、地を駆ける二つのフィールドを生きる「金沢ドラゴンクロス」、その挑戦の行く先に何が待っているのか、今から目が離せません。