国立文楽劇場の浪曲名人会がついに開催
国立文楽劇場が恒例行事として実施する『浪曲名人会』が近づいてきました。この公演は、関西浪曲界のトップパフォーマーたちが集まり、毎年多彩な演目を披露しています。今年の開催テーマは「昭和100年」とし、プログラムには『浪曲語り』が国の重要無形文化財に指定されたことを記念し、初めての試みとして解説セッション『浪曲へようこそ』が組まれています。
出演するのは、浪曲界初の人間国宝・京山幸枝若をはじめ、曲師の虹友美、さらに『浪曲へようこそ』では京山幸太と京山幸乃が実演を担当します。それぞれの出演者が、演目の魅力や意気込みを語りました。
京山幸枝若の取り組み
京山幸枝若は、シリーズ『会津の小鉄』の中でも特に人気のあるエピソード『不死身の小鉄』を披露予定です。この作品は彼の一門が受け継いできたお家芸であり、小鉄の若い頃の冒険譚が描かれています。特に熾烈な戦闘シーンでは笑いを交えた会話が展開されており、観客を飽きさせることがありません。
「体力的には厳しい部分もありますが、自身の力をすべて出し切り、満足してもらえるパフォーマンスを提供したいです」と意気込みを語る幸枝若。今回、国立文楽劇場で初めての披露となるこの演目を、多くの方に楽しんでもらいたいとの思いは、一層強いものとなっています。
曲師・虹友美の挑戦
曲師として参加する虹友美は、三原佐知子師匠の代表作『母恋あいや節』に津軽あいや節を交えるという新たな試みを行います。津軽三味線の演奏経験を生かし、浪曲と民謡の融合を目指しています。「オペレーターの音楽と共に、温かい物語をお届けできるよう頑張ります」と力強いコメントを寄せました。
解説『浪曲へようこそ』の魅力について
解説役の京山幸太は、『浪曲へようこそ』の見どころを説明しました。このセッションでは若手浪曲師たちが実演し、浪曲の声がどのように生み出されるか、さらには三味線との深い関わりや、一門の節の違いにも焦点を当てます。「浪曲を通して『日本の音』の魅力をトータルで体験できる貴重な機会です。ぜひ期待していただきたいです」と語っています。
幸乃の感想と訴求
京山幸乃も、この『浪曲へようこそ』に参加し、「一昨年引退された松浦四郎若師匠の系統の節を伝えることができます。演目を通じて一門の個性を感じてほしい」と述べています。初心者はもちろん、ベテランのファン層にも楽しんでもらえるプログラムとなっています。
この浪曲名人会は、地域の文化を知る貴重な機会でもあり、多くの人々に浪曲の魅力を伝える場となることでしょう。ぜひ、この厳選された組み合わせのパフォーマンスを見逃さず、国立文楽劇場での体験をお楽しみください。
公演情報
- - 公演名: 昭和100年記念国立文楽劇場第228回大衆芸能公演浪曲名人会
- - 日時: 2026年2月21日(土)午後1時開演(午後4時45分終演予定)
- - 料金: 4,200円(学生 2,900円)
- - 予約開始: 2026年1月18日(日) 10:00~(電話・インターネット)、窓口販売開始は2026年1月19日(月) 10:00~
詳細は公式サイトをご確認ください。