ペット同室避難を考える
2025-09-30 18:40:29

災害時のペット同室避難を促進するトークショーが金沢で開催

動物愛護フェスティバル2025トークショーの様子



2025年9月23日、石川県金沢市の西部緑地公園で行われた動物愛護フェスティバル2025では、災害時のペット同室避難の意義について話し合うトークショーが開催されました。著名な歌手であり、りく・なつ同室避難推進プロジェクトのアンバサダーを務める伍代夏子氏が登壇し、参加者たちに深刻なメッセージを届けました。

伍代夏子氏の呼びかけ


伍代氏は、まず「災害時はペットを家に置き去りにしないでください」という言葉でトークショーをスタート。震災時にペットを置き去りにすることで、野犬化や野良猫化といった問題が生じる可能性を指摘しました。これにより動物たちが繁殖し、最終的には人間社会にまで影響を及ぼすことがあるため、災害時には必ずペットと一緒に避難することが重要であると訴えました。

具体的な取り組み


トークの中では、飯田の公民館におけるペット同室避難所の具体例が紹介されました。これは地域での共助の一環として、NPOや日本救急医学会と連携し、実際に災害時に機能する避難所の運営方法を模索しているものです。伍代氏は、避難所の運営が「自助」「共助」「公助」の三つの役割の連携によって成り立つことを強調し、個人が自己防衛の重要性を再認識することで備えが強化されるとも述べました。

ペット災害危機管理士の重要性


また、伍代氏は「ペット災害危機管理士」の資格についても言及し、この資格を取得することで、避難所の運営に参加することも可能であると説明しました。この資格の取得が、より人とペットが安心して過ごせる環境を作る助けになるとし、多くの人々に取得を奨励しました。

飼い主ができる準備


トークショーでは、迷子札やマイクロチップの登録、そしてワクチン接種など、飼い主としての責任を持つための準備についても指南されました。これにより、ペットの安全を確保し、災害時における混乱を最小限に抑えることができると説明されました。

会場の様子


トークショーの他にも、動物の健康相談、しつけ相談など、多彩な専門家ブースも設けられており、参加者は様々な体験を通じてペットに関する知識を深める機会を得ました。さらに、伍代氏自身もアルパカとのふれあいや、獣医師による医療体験を通し、参加者との距離を縮める場面も見られました。

まとめ


動物愛護フェスティバル2025は、単なるイベントではなく、災害時に備えるための重要な意識啓蒙の場ともなりました。伍代夏子氏のメッセージは、今後も多くの人々に影響を与え、ペットと共に安全な避難を実現するための第一歩につながることでしょう。


画像1

画像2

画像3

関連リンク

サードペディア百科事典: 伍代夏子 動物愛護フェスティバル 同室避難推進

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。