次世代照明演出を可能にするAIツール「SPOTLIGHT AI」の全貌
日本の照明エンジニアリング企業Tamatech Labと、真鍋大度氏が創設したsonicPlanetが共同で開発したAIツール「SPOTLIGHT AI」。この革新的なツールでは、ユーザーが自然言語で「こんな光がほしい」と入力するだけで、リアルタイムに照明演出が生成されます。その仕組みや特長を深堀りしてみましょう。
SPOTLIGHT AIの基本機能
SPOTLIGHT AIは、職業の枠を超えて創造性を解放するためのツールです。従来の照明デザインは、高度な専門知識を必要とし、長い修行を経なければ完成度の高い演出が難しいものでした。しかし、SPOTLIGHT AIは、複雑なプログラミングをAIが補い、誰でも照明のイメージを形にすることを可能にしています。これにより、照明デザイナーや演出家が直感的に光を操作することができます。
直感的な操作と活用法
このAIツールを使用するには、画面上に表示されたテキストボックスに思い描く照明演出を自由に記載し、ボタンを押すだけ。数秒で結果がリアルタイムにプレビューされ、実際の照明機器にデータが送信される仕組みです。たとえば、「オーロラのように揺れる光のカーテン」や「ホタルの群れのようにランダムに動く光」など、クリエイターのイメージを瞬時に可視化します。また、生成された照明パターンをさらに微調整することも簡単で、ディレクターや演出家との即時のコミュニケーションを図る道具としても機能します。
先進的な照明制御方式
SPOTLIGHT AIは、照明演出を数式として生成する独自のアプローチを採用しています。Natural Language Processing(NLP)を活用し、AIがユーザーの述べた内容を数学的関数に変換。その後、複雑な照明動作も数式で表現します。これにより、わずか数行の数式から無限の照明演出を実現することが可能であり、さまざまな照明機器に容易に対応できます。
多様な照明環境への対応
SPOTLIGHT AIは、特定の照明機器に依存せず、MA Lighting grandMAを使用するあらゆるタイプの照明システムに適用できます。この汎用性は、「ターゲットポイント」制御により、ユーザーが光を当てたい3D座標を指定するだけで実現されます。灯体数を自由に変更でき、会場に応じた柔軟な構成が可能となっています。
イベントへの導入と今後の展望
さらなる進化を目指すSPOTLIGHT AIは、音声や楽曲に基づいた照明制御の実装や、ショー全体の照明タイムラインの管理などの新機能を計画しています。今後の成長にも注目が集まります。
展示のご案内
2026年には、「ProLight & ProVisual 2026」にSPOTLIGHT AIの実機デモが出展される予定です。会場では、AIがリアルタイムで照明をコントロールする様子を実際に体験することができます。是非足を運んでみてください。
公式サイト:
SPOTLIGHT AI