東北新社、音響制作事業のグローバル展開に向け、「ChinaJoy 2025」に二年連続出展

東北新社が音響制作のさらなる飛躍へ

株式会社東北新社が、2025年8月に中国・上海で開催される「ChinaJoy 2025」に出展することが発表されました。昨年に続き、今回の出展は2年目。アジア最大級のデジタルエンターテインメント展示会である「ChinaJoy」は、世界中から多くの来場者が集まることで知られています。この機会に東北新社は、音響制作の幅広い可能性を訴求し、さらなるビジネス拡大を目指します。

音響制作の実力

東北新社は、設立以来、映画やドラマの日本語吹替や字幕制作を手がけてきました。アニメーションの分野でも話題作の音響制作を数多く担当し、そのクリエイティブ力には定評があります。最近では、人気ゲーム『ファイナルファンタジーⅩⅥ』や『モンスターハンターライズ』といったタイトルでも音響制作に関与しています。

「ChinaJoy 2025」での出展では、特に現地企業との連携を深めることを狙いとしています。このため、出展ブースの規模も拡大され、業界関係者との対話や新たな提案の機会が増えます。

多言語への対応

新たな試みとして、2025年4月には「ゲーム・アニメ音響制作センター」が発足予定です。この専門の組織を通じて、中国語を使用した音響制作や多国籍にも対応可能な制作体制を構築します。セリフ収録や効果音制作、シナリオのローカライズにおいても迅速な対応が期待されており、グローバルスタンダードを意識した組織運営を行います。

国際的なカンファレンスへの参加

また、東北新社は「ChinaJoy 2025」出展に加え、7月には「2025 CIGDC 中国国際ゲーム開発者カンファレンス」にも参加予定です。音響字幕制作事業部の代表がプレゼンテーションを行う予定で、日本の音響制作会社の代表としての役割を果たすことになります。このような国際舞台での発信は、さらなるブランド認知を高めることに繋がるでしょう。

共催イベント「Game Sound Oasis」

出展初日の8月1日には、上海の音楽制作会社「CASTALIA AUDIO」と共催で「Game Sound Oasis」というイベントを開催します。このイベントでは、音響制作における専門的なノウハウを共有し、両社の協業についても詳細を紹介します。また、業界関係者同士のネットワーキングの場として、新たなビジネスチャンスの創出につながることが期待されます。