新たな中古車購入の道を切り開く「カーup応援保証」

株式会社イントラストが、Global Mobility Service株式会社（GMS）およびその他の企業と協力して、2025年3月31日より試験運用を開始する新サービス「中古車の自社割賦販売保証『カーup応援保証』」を発表しました。このサービスは、中古車市場の活性化を目指し、特にオートローンやリース審査に通らなかった層に新たな購入の機会を提供することを目的としています。

中古車市場の現状と必要性

日本の中古車市場は約3兆9,000億円に達し、そのうち約半分がオートローンやリースを利用した購入だとされています。しかし、オートローン等の審査に通れない人々が多いことから、潜在的には約6,600億円の市場が存在することが推計されています。すなわち、多くの人々が車を所有することを夢見ながらも、その手段が限られているのが現状です。

イントラストとGMSの提携

イントラストは、あらゆる保証サービスに関するノウハウを有し、GMSが提供するIoTデバイス「MCCS」と組み合わせることで、中古車購入の新たな道を切り開きます。このMCCSは、車両のリモート制御や監視を可能とし、未払いが発生した際の車両の速やかな回収や支払いの促進を行います。これにより、自動車販売事業者はリスクを軽減しながら新たな顧客層にアプローチすることができます。

新サービス「カーup応援保証」の内容

この新サービスでは、GMSが提供するMCCSを搭載した車両に対し、イントラストが自社リースを含む自社割賦の保証を行います。また、三井住友海上およびMS&ADインタ総研と連携し、安全運転支援や事故・災害の防止といった取り組みも推進します。これにより、個人ドライバーに対しても安心して車を利用できる環境を整備します。

具体的には、支払いが難しくなった場合、イントラストが代位弁済を行うことで、自動車販売事業者が経済的にリスクを回避しつつ車両を売ることが可能です。