CAMPFIREと日本ラグビーの新たな挑戦
国内最大のクラウドファンディングプラットフォーム「CAMPFIRE」が、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会(JRFU)と提携し、特化型クラウドファンディングサービス「JAPAN RUGBY CROWDFUNDING」を2025年7月9日から開始することが発表されました。この新しいサービスは、ラグビー界に特化した資金調達の機会を提供し、さまざまな課題に取り組むことを目的としています。
提携の背景と目的
CAMPFIREは、スポーツ分野における活用が増加しており、近年では支援総額が約2.8倍、プロジェクト数も約2.1倍に成長しています。この成長を受けて、ラグビー界の資金問題に対応するために特化型のクラウドファンディングサービスを提供することとなりました。合宿や遠征、スクールの運営に関する資金が不足している現状を踏まえ、「JAPAN RUGBY CROWDFUNDING」は関係者が資金を集めやすくする手段を提供します。
ラグビーの「ノーサイドの精神」を持ち込みつつ、さまざまなファンが共感し応援できる環境を整えることも狙いのひとつです。CAMPFIREとJRFUの共同努力により、支援総額1億円を目指すとともに、地域社会の活性化やスポーツ文化の発展に寄与することが期待されています。
アンバサダーのコメント
このプロジェクトには、元ラグビー日本代表の五郎丸歩さんと、元女子セブンズ日本代表の桑井亜乃さんが公式アンバサダーとして就任しました。五郎丸さんは「ラグビーは人と人をつなぎ、人生に豊かさをもたらすスポーツです」と語り、このクラウドファンディングがラグビーの魅力をさらに広める手助けになることを期待しています。また、桑井さんも「ラグビーの魅力や価値を、もっと多くの人に届けたい」と願い、この新しい取り組みが多くの人に影響を与えることを強調しました。
「JAPAN RUGBY CROWDFUNDING」の特徴
このサービスの特徴は、手数料を特別に設定し、15%でクラウドファンディングを実施できる点です。また、JRFUのオウンドメディアを通じてプロジェクトを告知することができ、専門のアドバイザーによるサポートも用意されています。対象者は、全国のラグビー協会、校、クラブチーム、ラグビー関連事業者など多岐にわたります。
利用の流れはシンプルで、エントリーフォームから申し込むことができ、その後の個別面談でクラウドファンディングページの作成へと進みます。複雑な手続きはなく、多くの方が参加しやすい仕組みとなっています。
今後の展開
すでに掲載されている関連プロジェクトとしては、全国の小学校にラグビーを届ける活動や九州での親子ラグビー体験会などがあります。これらプロジェクトの成功を通じて、ラグビーへの関心をさらに高め、地域のコミュニティを活性化していくことが目指されています。こうした取り組みが、ラグビー界の未来をどう引き寄せるか、目が離せません。
まとめ
「CAMPFIRE」とJRFUの提携による「JAPAN RUGBY CROWDFUNDING」は、ラグビー界にとって新たな資金調達の手段を提供するとともに、ラグビーの楽しさや価値をより多くの人に伝える機会を創出します。これからのラグビー界の発展に向けて、ぜひ注目していきたいですね。