アシストスーツで支える車いすラグビー界の未来
東京理科大学発のスタートアップ、株式会社イノフィスが、アシストスーツ「マッスルスーツ Soft-Power®」を日本車いすラグビー連盟に提供しました。これにより、選手やそのサポートスタッフの身体的負担を軽減する取り組みが本格化します。企業がパラスポーツの現場を支援する一環として、今後の活動に大きな影響を与えることが期待されています。
アシストスーツの導入背景
車いすラグビーは、四肢に障がいのある選手が参加する競技であり、日常生活やトレーニングにおいてさまざまな身体的負担がかかります。特に、選手を車いすへの移乗や、日常的な介助が行われるため、スタッフにも肉体的なストレスがかかるのが実情です。
そうした負担を軽減するため、イノフィスは日本車いすラグビー連盟からの要望に応じて、2026年3月に行われる合宿へのアシストスーツ導入を決定しました。トライアルを経て、「マッスルスーツ Soft-Power®」が選手の移乗や介助時に支えとして機能したことが確認され、正式に4着が寄贈されることとなりました。
実際の使用状況
選手やスタッフは「マッスルスーツ」を装着し、日常のトレーニングやイベントで活用しています。実際に運用された場面では、選手の車いすからベッドやトイレへの移乗、さらには入浴時の介助、トイレ介助など、多岐にわたります。これにより、腰への負担が軽減され、身体的なストレスを大幅に減少させることができたとの声が上がっています。
特に印象的な体験を語るのは、日本車いすラグビー代表チームの看護師である樋口則之さんです。彼は、アシストスーツを使用することで姿勢を維持する際の腰の軽さを実感し、介助業務における腰の負担が少なくなったと驚きを隠せませんでした。
アシストスーツのメリット
このアシストスーツは、腰への負担を最大35%軽減する設計が施されています。そのため、長時間の作業でも疲れを感じることが少なく、業務終了後の身体の状態が良くなるといった声が多く寄せられています。スタッフの身体を守ることが、選手たちへの確実なサポートに繋がるのです。
未来への期待
イノフィスの代表取締役社長、乙川尚隆さんは、今回の協賛により選手やスタッフが安心して競技に臨めることを心から喜んでいます。アシストスーツの効果が広められれば、より多くのスタッフがこの技術を用いて、健康な形で競技を支え合う社会が築かれることでしょう。
マッスルスーツソフトパワーとは
「マッスルスーツ Soft-Power®」は、人工筋肉を活用したアシスト技術を取り入れており、高い補助力を持つことで知られます。製造や介護、農作業など関わる多くの職場で、このスーツの導入が進んでいます。
体験ショールームのご案内
イノフィスでは、アシストスーツの体験を希望する方を募っており、2025年に開設予定の「神楽坂ショールーム」では、実際に製品に触れて体験できる機会を設けています。興味のある方は是非ご参加ください。