クリアソン新宿と首都医校が織り成す新宿のスポーツ未来

クリアソン新宿と首都医校が共に歩むスポーツの未来

新宿区が誇るサッカーチーム、クリアソン新宿は、2025シーズンの新たなスタートを迎えるにあたり、首都医校との連携の下、地域密着型の取り組みを強化しています。この度、首都医校の校舎内にあるコクーンホールAで行われる新体制発表会では、スポーツが持つ力を最大限に引き出すための取り組みや理念が紹介されます。

トークセッションのハイライト

1月19日（日）に開催されるこの発表会では、クリアソン新宿の選手である岩舘直氏や、NPO法人ひまわりProject Teamの藤原千里氏、そして首都医校の高度作業療法学科の学生たちが一堂に会します。テーマは「新宿の未来へ走りつづける〜つながりが創る安心、安全、豊かさ〜」。このトークセッションでは、選手や医療のプロ、学生たちがそれぞれの視点からスポーツを観戦する意義について話し合います。

新たな安全と安心の追求

トークセッションでは、クリアソン新宿がこれまで展開してきた『あらゆる方が安心・安全に会場にアクセスして観戦できる環境づくり』についても振り返ります。障害の有無にかかわらず、すべての人々がサッカーを楽しむための施策を講じてきた経緯が語られます。特に、作業療法士の学生たちがどのようにこの課題に取り組んでいるか、自らの体験談として伝えられます。

障害者支援の重要性

NPO法人ひまわりProject Teamは、新宿区内で重症心身障害児の支援を行っています。藤原氏は、この組織とクリアソン新宿の連携の重要性を説明し、地域社会におけるスポーツ観戦が障害者に与える影響についてお話しされる予定です。特に、観戦環境の見直しや障害者の視点からの提言がどのように実現したのか、具体的なエピソードを交えて紹介されるでしょう。

作業療法士のスポーツ分野での役割

スポーツチームとの連携では、一般的には理学療法士が注目されがちですが、首都医校では作業療法士もその役割を果たしています。加藤教官は、サッカー観戦の安全を確保するための取り組みを行い、国際的な場でも発表しています。学生たちにとっても、理論と実践を結びつける貴重な機会となるでしょう。

クリアソン新宿との継続的な関与

首都医校は、2022年からクリアソン新宿と連携し、さまざまな支援活動を展開しています。アスレティックトレーナー学科や柔道整復学科が支援することで、選手たちのトレーニングサポートを行っており、最新鋭のフィットネス機器を完備したトレーニングルームを利用しています。また、地域交流イベントを通して、スポーツの普及やサポートを実現しています。

スポーツと医療の新しい関係

首都医校は、医療と福祉、スポーツが密接に結びつく新たな教育の場として位置づけられており、学生たちの実践的な学びが地域社会に貢献することを目指しています。サッカーの観戦支援を通じて、すべての人々が安心して楽しめる環境を整える努力は、今後も続けられるでしょう。2025シーズンのスタートを機に、クリアソン新宿と首都医校の関係がさらなる飛躍を遂げることが期待されます。