映画と文庫本のコラボ
2025-02-14 08:31:20

映画「ゆきてかへらぬ」のヴィジュアルを使った文庫本が重版決定!

映画「ゆきてかへらぬ」と文庫本のコラボが実現



株式会社KADOKAWAが手がける文庫本『中原中也との愛ゆきてかへらぬ』と『中原中也全詩集』の重版が決まり、映画「ゆきてかへらぬ」とのコラボレーションが注目されています。この度の増刷分には、映画のヴィジュアルを全面オビに採用しており、ファンや新たに作品に触れる人々にとって嬉しい展開となっています。

コラボの背景



映画「ゆきてかへらぬ」は大正時代を舞台に、中原中也、長谷川泰子、そして小林秀雄という3人の実在した人物の壮絶な愛と青春を描いた作品です。脚本を手掛けたのは、長年にわたり多くの映画監督から熱望されていた幻のシナリオで、根岸吉太郎監督が16年ぶりにメガホンを取りました。

主演には、広瀬すずさんが初の女優役に挑み、木戸大聖さんと岡田将生さんの3人がそれぞれ重要な役割を果たします。この新しい作品によって文学の世界と映画の相互作用が生まれ、文学ファンにも映画ファンにも魅力的な試みと評価されています。

映画のストーリー



舞台は京都。女優志望の長谷川泰子(広瀬すず)は、17歳の詩人・中原中也(木戸大聖)と出会います。二人は価値観の違いを抱えながらも互いに惹かれ合い、一緒に生活を始めます。一方、彼らの生活に大きな影響を与えるのが評論家の小林秀雄(岡田将生)です。彼は中也の才能を高く評価し、やがて泰子に対しても興味を抱きます。

複雑な三角関係が描かれるこの物語では、愛や青春のピュアさに加え、さまざまな感情が交錯します。東西の文化が交わる当時の京都を舞台に、アーティストたちの葛藤と成長が生き生きと描かれており、視覚だけでなく心にも響く作品となっています。

文庫本の内容



『中原中也との愛ゆきてかへらぬ』は、女優志望の泰子が中也との出逢いや、小林との関係について自身の体験を通じて語る告白的な自伝です。昭和初期の文壇や興奮に満ちた恋愛の情景が描かれており、文学史の中で重要な位置を占めています。

一方の『中原中也全詩集』は、30歳で夭折した中原中也の詩をすべて集めた決定版。彼の作品の集大成ともいえる内容で、詩集『山羊の歌』や『在りし日の歌』、未発表詩篇など、多彩な中也の詩世界にアクセスできます。青春や情熱、喪失感など、彼の詩を通じた心の叫びが、今でも多くの人々に愛され続けています。

発売日と購入について



この特別な文庫本は、2月21日(金)より、TOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開される映画「ゆきてかへらぬ」と同時期に重版されます。書籍を手に取り、映画を観ることで、より深く作品が楽しめることでしょう。興味がある方は、書店やオンラインストアでの購入が可能です。公式ウェブサイトやSNSでも最新情報が更新されているので、ぜひチェックしてみてください。

映画と文学、両方が交わることで生まれる新しい体験に、これからもご期待ください。


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