音楽座ミュージカルが贈る参加型バリアフリー公演、福島で開催！

音楽座ミュージカルが手掛けるバリアフリー公演が福島で実現

舞台芸術を通じて多様性を尊重し、すべての人が楽しめる瞬間を創出する音楽座ミュージカルが、福島県いわき市にてバリアフリー版のミュージカルシアターラーニングを開催します。この企画は、手話通訳や字幕など、さまざまな鑑賞サポートを取り入れており、障がいのある方も一緒に楽しむことができる新しい形のミュージカルです。

これまでの取り組みと反響

バリアフリー公演は2024年12月に須賀川市文化センターで初めて実施されました。この公演では、参加者から「ミュージカルの鑑賞機会が少ないので、ぜひまたお願いします」との嬉しい反響が寄せられ、今回の開催に繋がりました。特に、支援学校の児童や生徒からの声は、さらなる活動への意欲を掻き立てるものでした。

新しいプログラムの誕生

公益財団法人福島県文化振興財団からの依頼を受けて、今公演は誕生しました。視覚・聴覚にサポートが必要なお客様が、共に楽しめる体験を提供すべく、演出や脚本にも工夫が施されています。具体的には、舞台上の登場人物が客席に降りる場面では、手話通訳がリアルタイムで行われ、さらにスクリーンを用いて字幕も表示されます。また、ヒアリングループなどを通じて、音声の聞こえ辛いお客様も楽しめる工夫がなされています。

大切なことは目には見えない

音楽座ミュージカルのベースとなる「ミュージカルシアターラーニング」は、人気の「リトルプリンス」を題材にしています。このプログラムは会場全体を巻き込む形で、参加者が一緒に鑑賞し、学びを体験できるスタイルが特徴です。観客は物語の世界に没入し、直接手話通訳者の近くで通訳の様子を見ながら楽しむことが可能です。