四国のど真ん中で新たな挑戦
ここは徳島県三好市、人口は減少の一途をたどっており、2025年には約2万人、2050年にはその数が約9千人にまで減少すると予測されています。まさに「消滅可能性自治体」に名を連ねるこの地域で、希望の光となるべく立ち上がったのがHIPHOPグループ『Miyoshi DOGGs』です。
地元を盛り上げるHIPHOPの力
三好市は、車で40分の場所にマクドナルドすらないという過疎化の進行がいよいよ深刻な状態です。商店街にはシャッターが並び、高齢者のみが残される町。その状況に対し、『Miyoshi DOGGs』は「地方創生にフリースタイルで殴り込み」を掲げ、音楽の力で地域の現状を発信し、注目を集めようとしています。
彼らは2025年2月に活動をスタートし、すぐに地元のメディアにフォーカスされることとなりました。徳島新聞や朝日新聞、さらには四国放送など、様々なメディアに取り上げられ、今や「ちょっと面白い地方発プロジェクト」としての地位を確立しています。
第一弾、第二弾の楽曲が話題に
グループの活動を象徴する第一弾の楽曲『Miyoshi Love』では、「映画や遊び場、スタバもねえ」といった自虐的な表現を交えながら、三好市に対する愛情をリリックに込めました。この曲は、SNSで注目を集め、視聴者に共感を与えました。
その後、第二弾『Miyoshi After All』が発表され、三好市の若者たちが抱える日常の葛藤を描いています。「退屈と愛着のあいだで揺れる」という複雑な心情を、BPMを多様化させたJersey Club調のビートに乗せて歌い上げ、さらなる話題を呼び起こしました。
地元文化とのコラボレーション
最新作、第3弾『Kazura Bridge』は三好市の象徴である「かずら橋」をテーマにした楽曲です。この楽曲では、「観光名所をラップ化する」という新たな視点で、地域のシンボルをHIPHOPの力で表現しています。Fergieのヒット曲『London Bridge』をビートジャックした大胆なアプローチが、口コミで広まりつつあり、地域の魅力をさらに引き立てる作品となっています。
また、ミュージックビデオには地元の飲食店関係者や観光団体も参加し、地域全体を巻き込んだプロジェクトとなりました。
今こそ、注目の時期
『Miyoshi DOGGs』は今後も地元企業や住民との連携を深めながら、全6作のリリースを予定しています。話題の熱が高まる中、メディア関係者からの取材依頼も増加しています。地方発の新たな試みを追うなら、この瞬間がまさにチャンスです。
興味がある方は、ぜひ『Miyoshi DOGGs』にお問い合わせください。そして、その瞬間を見逃さないようにしましょう。彼らの活動は、早い段階で全国区へと進化する可能性を秘めています。