フォレスタの名曲を巡る昭和の旅
BS日本『こころの歌』でおなじみのコーラスグループ「フォレスタ」のメンバー、塩入功司が特別な公演を開催します。『昭和100年祭』とのコラボレーションで、昭和の名曲を感動的に歌い上げるこのイベントは、福岡・博多を皮切りに、3大都市を巡るツアーを展開します。この公演では、昭和の豊かな文化を未来へと伝えていくことを目指し、塩入がその中心的な役割を果たします。
『昭和100年祭』とは?
「昭和100年祭」は、昭和の良き文化や情緒を次世代へと引き継いでいくために設立された団体です。2023年に昭和100年を迎えたことを契機に、昨年から活動を開始しました。「昭和は続くよいつまでも」というキャッチフレーズのもと、賛同者を募って昭和の文化を根付かせるプロジェクトとして成長しています。
塩入功司と「フォレスタ」
塩入功司は、フォレスタに10年以上在籍している実力派のシンガーです。普段は昭和の唱歌や童謡を中心に、幅広いジャンルの曲をレパートリーに持ち、『昭和情緒伝承歌人』を自負しています。彼はこれまで多くのコンサートを行ってきましたが、今回は特に昭和の流行歌や軍歌なども取り入れ、情緒あふれる音楽で観客を魅了します。
東京公演のコンサートレポート
初日の東京公演では、期待を裏切らない素晴らしいパフォーマンスが繰り広げられました。シンプルなステージにピアノのみが置かれ、塩入はピアニストの篠宮久徳と共演。オープニングに選んだのは「イヨマンテの夜」。続いて、昭和名曲の数々を披露し、観客の心をつかみました。「赤とんぼ」や「小さい秋見つけた」といった親しみやすい曲も、彼の力強い歌声で鮮やかに表現されていきます。
感動の選曲とその思い
公演は、昭和を10年間ごとに切り出した選曲で展開。塩入とMCの和泉朱音、プロデューサーの北村明広が事前に議論を重ねて選曲した珠玉の作品がひとつひとつ演奏されました。その中で、戦争の記憶も忘れず、「同期の桜」や米津玄師の「地球儀」など、重みを持った歌も登場します。塩入は、時代の変遷を意識しながら、音楽で伝えたいメッセージを真摯に届けました。
迫力のパフォーマンスと涙の瞬間
後半の始まりは美空ひばりの「東京キッド」。彼女の光を再現するように歌う塩入の姿に、会場は一体感に包まれました。続く「上を向いて歩こう」では、さらに会場の雰囲気が高まりました。そして、竹内まりやの「いのちの歌」で締めくくられたコンサートは、観客に感動的な空気をもたらし、拍手が鳴り止みませんでした。
今後の公演情報
博多大名MKホールと西宮市甲東ホールにて、同じプログラムでのコンサートが行われます。博多と西宮でも多くの方に楽しんでいただけるよう、心温まる音楽の旅を提供します。まだチケットの用意もありますので、ぜひこの贅沢な時間を体験してください。昭和の音楽を通じて過去の情緒を味わい、心が豊かになることを約束します。