CJ ENMの2025年音楽事業戦略
CJ ENMは、2025年の音楽事業戦略を発表し、グローバルな音楽市場に向けた新たな展望を示しました。この戦略は、3つの主要なプロジェクト「グローバルマルチレーベル」「グローバル制作スタジオ」「グローバルプラットフォーム」を中心に展開され、特にグローバルレーベルの新設が期待されています。
1. グローバルマルチレーベルの設立
音楽コンテンツ事業本部長のシン・ヒョングァン氏は、新しいグローバルレーベルの設立について具体的な計画を発表しました。この新レーベルはWAKEONEやLAPONE ENTERTAINMENTに続き、国内外に広がるアーティストとファンをつなぐ重要な役割を果たすとされています。新レーベルの設立により、CJ ENMはこれまでの成功事例を基に、国際的な音楽シーンにおいても存在感を高めていく方針です。
2. グローバル制作スタジオの拡大
さらに、CJ ENMはグローバル制作スタジオを通じて、K-POPにとどまらず、様々な国のアーティストとコラボレーションできる大型プロジェクトの制作を目指します。これにより、K-POPの枠を超えた多彩な音楽の発信が期待されています。具体的には、人気番組「WORLD OF STREET WOMAN FIGHTER」や新たなプロジェクト「BOYS Ⅱ PLANET」など、多国籍コラボレーションが進行中です。
3. Mnet Plusのサービス強化
Mnet Plusは、音楽コンテンツを中心としたプラットフォームとして、急速に成長しています。K-POPファン向けの新たなコンテンツやサービスを充実させる計画があり、幅広いサービスを展開する予定です。特に、オリジナルコンテンツやファンコミュニケーションの強化が注力されており、より多くのユーザーに楽しんでもらえるプラットフォーム作りが進められています。
4. K-POPの国際展開
CJ ENMは、韓国文化のグローバル化を推進するために、KCONやMAMA AWARDSといった大規模イベントの運営も行っています。これにより、アーティストとファンの距離を縮め、様々な国でK-POPの普及を促進していく考えです。特に、Mnet Plusを利用したデジタルコンテンツの拡大が計画されており、ファン同士の交流を深める新たな機能も追加されるとのことです。
5. 結論
シン・ヒョングァン音楽コンテンツ事業本部長は、CJ ENMが展開する「グローバルマルチレーベル」「グローバル制作スタジオ」「プラットフォーム」という三位一体の戦略を通じて、国際的な音楽市場における競争力を強化していく意向を示しています。CJ ENMが培ってきた音楽制作力やプラットフォーム運営の経験を活かし、K-POPのさらなる高みを目指す姿勢から目が離せません。今後も音楽の創造的なエコシステムを通じて、アーティストやファンに新たな機会を提供し続けることでしょう。