社会実験コミュニティDICTが迎えた3周年:『DICT FES TOYOOKA 2025』
先日、3周年を迎えた社会実験コミュニティ「DICT」が、兵庫県豊岡市の重要建造物「とゞ兵」にて一大イベント『DICT FES TOYOOKA 2025』を開催しました。このイベントは、国際共創イノベーションをテーマに、様々な講演や演目が用意され、参加者たちの大いなる関心を集めました。
DICTについて
「DICT」(ディクト)は、社会起業家であり社会物理学者の山本晋也氏によって2022年に設立されたコミュニティです。このコミュニティはWeb 3.0とDAOを基盤に、デザイン、イノベーション、共創、テクノロジーを融合させた社会実験を通じて新たな価値創造を目指しています。渋谷区の「DICT CUBE TOKYO」を拠点にしながら、国内外の多様な拠点で活動を展開し、すでに15社の法人を育て上げてきました。
3周年記念楽曲とコンセプトムービー
『DICT FES TOYOOKA 2025』に合わせて、DICTのタレント事務所「DICT Agency」の作曲家muneroが記念楽曲『Infusion of Fractal』を発表しました。この楽曲は、山本氏が提唱する《中央集権から自律分散へ》というテーマに基づいたもので、カバーアートはイラストレーターの熊谷ゆ〜ほが手がけたものです。楽曲全体のプロデュースは音楽プロデューサーの三留丈樹が担当しました。
さらに、イベントではこの楽曲を使用したコンセプトムービーも上映され、参加者の注目を集めました。
様々な講演とライブパフォーマンス
イベントの目玉は山本晋也による基調講演です。「イノベーション・エコシステムの最適解を探るDICTの方法論とその取り組み」と題された講演では、最新のWeb 3.0やDAOに関する動向が紹介されました。
また、基調対談では「とゞ兵」のオーナーである小山俊和さんをゲストにお迎えし、コミュニティ間の連携やWeb3.0経済圏の拡大について議論が交わされました。
さらに、2つのパネルディスカッションでは、それぞれ作曲家であるmuneroと教育プロジェクト「Shion」のオーナー宮坂修平氏が登壇し、制作活動の本質や教育について深く掘り下げました。
イベントのフィナーレでは、muneroと山本によるコンセプトライブが行われ、哲学的思考に基づく音楽とイノベーションを融合させたパフォーマンスが、参加者の心に響きました。
今後の展望
「DICT」はヘルスケアやテクノロジー、アート、音楽といった多様な分野で国際共創を続け、次の4年目への展望に期待が高まります。今回のイベントを皮切りに、様々な取り組みが進化を遂げることが予想され、また新たな価値が生まれる瞬間を見逃せません。