デフリンピック銀メダリスト・久住呂選手が太宰府市長表彰を受賞

久住呂文華選手、デフリンピック銀メダルの栄誉

福岡県太宰府市にある日本経済大学女子サッカー部の久住呂文華選手が、デフリンピック女子サッカーで見事銀メダルを獲得しました。この快挙は、日本代表として初のメダル獲得となり、彼女の努力と情熱が実を結んだ瞬間です。

久住呂選手の活躍

久住呂選手は、全試合に先発出場し、予選リーグのイギリス戦では先制点を奪いチームを勝利に導きました。彼女の俊敏なプレーと冷静な判断力が、代表チームにとって大きなアドバンテージとなったのです。デフリンピックは、聴覚障害者スポーツの祭典であり、選手たちは大きな熱意とともに競技に臨みます。

中でも、久住呂選手のコメントは感動的でした。「今回のデフリンピックに出場できたことは私にとってすべてでした。日本開催、デフリンピック設立100周年という節目で日の丸を背負ってプレーできたことは大きな誇りです」と語り、自身のプレーを振り返りました。結果は準優勝でしたが、彼女はバースデーゴールや日本初の得点など、心に刻まれる瞬間を味わったそうです。

彼女が首にかけた銀メダルは、11年間の努力の証であり、支えてくれた全ての人々への感謝の象徴です。次なる目標は、2027年の世界選手権と2029年のギリシャ大会での世界一を目指すことです。

太宰府市長特別表彰

その後、久住呂選手は、デフリンピックでの功績が認められ、太宰府市長特別表彰を受けました。授与式は12月10日に行われ、楠田大蔵市長から「メダル獲得は本市、市民にとっても大変な励みとなりました」との挨拶がありました。久住呂選手は「たくさんの応援を力に変えられ、挑むことができました」と、感謝の言葉を述べました。

市長の温かい言葉に感激した彼女は、「残念ながら優勝はできませんでしたが、自分のプレーで勇気や夢を与えることができたのかと思います」と続け、さらなる挑戦を誓いました。

日本経済大学の誇り

日本経済大学（学長：都築明寿香）は、個性の尊重を基本とした教育を行っており、開学57周年を迎えた現在、福岡、渋谷、神戸の三つのキャンパスを拠点に、経済・経営の実学に取り組んでいます。国際的な視野を持った学生の育成にも力を入れており、多くの学生が国内外で活躍しています。

スポーツや文化活動にも力を入れ、多くの優秀な学生を輩出するとともに、地域支援に積極的に関与しています。久住呂選手の活躍は、今後の日本経済大学や太宰府市の未来を明るく照らすものとなるでしょう。これからも彼女の活躍に注目が集まります。