芥川賞作家・高瀬隼子の小説がついに映画化
高瀬隼子さんの小説『うるさいこの音の全部』が映画化されることが決まり、多くのファンがその瞬間を待っていました。この作品は、著者自身の作家デビューを描いた物語で、2023年に発表されました。特に高瀬さんは、2022年に第167回芥川龍之介賞を受賞したことで注目を集めた作家として知られています。
主人公・長井朝陽役を演じる川床明日香
映画では、主人公・長井朝陽の役を川床明日香さんが演じます。彼女は2014年にニコラモデルオーディションでグランプリを獲得し、以降は雑誌や映画、ドラマで活動の幅を広げています。『うるさいこの音の全部』の役柄について川床さんは、仕事と生活の中で相反する自分について深く考えるきっかけを得たと語っており、この作品に懸ける思いが感じられます。
あらすじ:日常を侵食する現実
物語は、ゲームセンターで働く長井朝陽がペンネームを名乗り小説家としてデビューするところから始まります。文学賞を受賞した彼女は、次第にその存在が周囲に知られることになり、彼女を取り巻く人々の反応が変化していきます。小説の世界が現実に影響を及ぼす様子が描かれ、朝陽の周囲の人々とのコミュニケーションが彼女の内面的な葛藤を浮き彫りにします。
原作を映像化するチャレンジ
日常生活の細かな違和感や人間の心理状態を深く掘り下げて描いた原作を、どのように映画として再構築するのかがこの作品の楽しみの一つです。映画制作チームは、主人公の感情を丁寧に描写し、女性が抱える複雑な感情を理解し共鳴することを目指しています。
監督には『ぬけろ、メビウス!!』の加藤慶吾さんが迎えられ、脚本は村上かのんさんが担当します。彼女たちのタッグによって、物語に新たな息吹が吹き込まれることでしょう。
撮影と公開日
映画『うるさいこの音の全部』は2025年の秋に撮影がスタートし、2026年の冬に公開を目指すとのことです。観客がこの文学作品の新しい映像表現と、映画が持つ力に触れられることを心から楽しみにしています。
原作著者と製作陣のコメント
高瀬隼子さんは、「この物語を映像化していただくのは初めてで、人物がどのようにスクリーンで生きるのか楽しみです」と期待を寄せています。川床明日香さんも、「初主演ということで緊張していますが、素晴らしい作品を届けられるように頑張ります」と語っています。さらに、加藤慶吾監督は、「主人公に共感し、その感情をリアルに表現できるよう努めたい」と意気込みを語っています。
クラウドファンディングの開始
この作品のクオリティを保つために、クラウドファンディングも予定されています。資金は製作費や宣伝費に使用されるとのことで、最新情報は公式サイトやSNSで発信される予定です。
作品情報
著者:高瀬隼子
書名:『うるさいこの音の全部』
発売日:2023年10月10日
価格:1760円 (税込)
この作品が映画化されることを心待ちにしつつ、ぜひ『うるさいこの音の全部』の魅力を楽しんでください。