女性アスリート支援
2025-07-11 11:07:44

月経に悩む女性アスリートを支援するPlaySの取り組み

月経に悩む女性アスリートを支援するPlaySの取り組み



女性アスリートや部活動に取り組む学生たちが抱える悩みの中でも、月経に関する問題は深刻です。最近の調査によると、実に7割の女性アスリートが「相談できる医療体制がない」と回答していることが明らかになりました。そんな実態を踏まえ、スポーツ向け吸水ショーツ「PlayS(プレイショーツ)」を展開する株式会社TRyASは、女性アスリートの健康を考慮した新たな支援制度を発表しました。

PlaySの新たな取り組み


2025年7月14日より、PlaySはサポートアスリート76人(28人+2チーム)を対象に、婦人科および女性アスリート外来の初回受診料、さらにはスポーツファーマシストへの初回相談料を無料でサポートする制度を実施します。この取り組みは、選手が安心して競技に臨むための環境を整えることを目指しています。

医療機関との連携


PlaySが連携する医療機関には、東京都千代田区の「小畑会浜田病院 女性アスリート外来」と、兵庫県西区の「沢岻美奈子女性医療クリニック」があります。

小畑会浜田病院


浜田病院は、130年以上の歴史を持つクリニックで、産婦人科や不妊診療、乳腺外科、整形外科など様々な分野で地域の女性の健康をサポートしています。特に、女性アスリート外来では10年以上、女性アスリートが抱える健康課題に取り組んでおり、「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2024」大賞を受賞した医師が担当しています。

沢岻美奈子女性医療クリニック


神戸市の沢岻クリニックは、幅広い年代の女性に対応しており、小中学生の月経やピルのオンライン診療なども行っています。月経症状がスポーツに及ぼす影響を重視し、必要に応じた診察を行いながら多面的にサポートしています。

アスリートの声


PlaySは、アスリートの実情を把握するためにアンケート調査を実施しました。その結果、「婦人科に行きたいが行けない理由」として、48%が「どこの婦人科に行けばいいかわからない」と回答し、実際に受診したいと思いつつも行動に移せていない現状が浮かび上がりました。

また、婦人科へ行きたい理由として「生理の悩み」が51.7%を占めるなど、アスリートの競技パフォーマンスに影響を与える月経の悩みが深刻であることが分かります。

スポーツファーマシストのサポート


さらにPlaySは2025年5月より、スポーツファーマシストへの初回相談も無償化します。日本アンチ・ドーピング機構公認の岡崎優衣氏が、ドーピングの禁止物質の確認や、薬の影響に関するアドバイスを行うことで、選手が安心して競技に専念できるようサポートします。

まとめ


女性アスリートが安心して月経の問題を相談できる環境が整うことは、競技力向上にもつながります。PlaySの取り組みは、アスリートたちにとって心強い支援となることでしょう。今後も、女性アスリートの健康をサポートする動きが広がることを期待しています。


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