坂本龍一の音楽を受け継ぐトリビュートイベント『RADIO SAKAMOTO - Uday』再び開催

坂本龍一の意思を受け継ぐ『RADIO SAKAMOTO - Uday』

日本の音楽界において非常に大きな影響力を持っていた坂本龍一氏の遺志を受け継ぎ、進化させるイベント『RADIO SAKAMOTO - Uday』が、2026年2月13日（金）に再び渋谷で開催されることが決定しました。これは、坂本氏が長年ナビゲーターを務めたラジオプログラム『RADIO SAKAMOTO』にインスパイアされた特別なトリビュート・フェスティバルであり、2度目の開催を迎えます。

イベントの背景と初回の盛況

『RADIO SAKAMOTO』は、2003年から2023年まで放送されたJ-WAVEのプログラムで、彼の音楽哲学や精神を多くのリスナーに伝えてきました。2025年に初めて開催されたUdayは、Spotify O-EAST、duo MUSIC EXCHANGE、東間屋の3つの会場でサーキット形式で行われ、坂本氏に縁のあるアーティストたちが20組以上集結しました。このイベントは、坂本氏の音楽と精神に対し、多くの称賛を受けました。彼との新たな対話が始まった瞬間として、参加者にとっては忘れられない夜となりました。

進化するUdayのコンセプト

2026年のUdayは、昨年の成功を踏まえてさらに進化を遂げる予定です。グローバルな視点で多様な世代、性別、ジャンルのアーティストたちが集まり、渋谷の多様な文化を音楽を通して体験できる場となります。チケットの詳細や出演者については、今後の発表を楽しみに待ちましょう。

このイベントのキービジュアルは、デザインユニット「GOO CHOKI PAR」によって制作されました。これまでに東京都現代美術館で開催された坂本龍一氏の大規模な展覧会の広告デザインを手掛けたユニットが、今回は香港のフォトグラファーWing Shyaによる坂本氏のポートレートと、日の出をイメージした新しいロゴとカラーパレットを組み合わせています。トリビュートイベントの開催にあたり、昨年とは違った新しい色彩や情熱が表現されています。

Udayの意義

Udayは、テクノロジーとアートの両面から再開発が進む渋谷を象徴するイベントでもあります。音楽を通じて市街地の未来を感じ、FUTURE SOUNDをキュレーションする試みで、坂本氏の遺伝子を引き継ぐことを目的とした特別なトリビュートです。イベントタイトルの「Uday」は、ヒンズー語で「日の出」や「始まり」を意味し、ここから新たな未来が始まるというメッセージが込められています。